多年草 関東地方以西〜九州の山の木陰に生える。茎は太く高さ1m以上に達する。葉は無毛で柄は長さ1.5〜3cm、葉身は長さ15〜30cm、幅5〜10cm、先はやや尾状にとがる。花は直立した総状花序をつくって開き、直径約8mmで淡紅色を帯びる。果実は球状で黒紫色に熟し、種子は腎円形、黒色で光沢があり、細い同心円状の条があり直径約3mm。花期は6〜9月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Phytolacca japonica ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属 似た花のヤマゴボウは萼が白色で、雄しべの葯が淡紅色、心皮は8個に離生し果実は分果となる。またヨウシュヤマゴボウは果序が垂れ下がる。 心皮は8個で離生、種子は平滑 ・・・・ ヤマゴボウ 心皮は7〜10個で合生、種子には同心円状の線条 ・・・ マルミノヤマゴボウ |
▼2016年6月6日 島根 | ▼葯は落ちている。 | |
▼花は直径約8mm。 | ▼花には花弁はない。 | ▼花の裏面、萼が花弁に見える。 |
▼心皮が8個ある。 | ||
▼若い果実。 | ▼心皮は7〜10個で、果実は離生しない。 | ▼果実は直径約7mm。 |
▼2011年5月20日 島根 | ▼雄しべの葯は白色。 | |
▼心皮が離生しない。 | ▼花穂が長く伸びず、下に垂れない。 | |
▼葉の先端が尖る。 | ||
▼2011年4月29日 蕾 島根 | ||
▼2014年7月9日 果実 島根 | ▼果実は球形のままで分果しない。 | |
▼(少し乾燥した)果実は直径約8.5mm。 | ▼種子は幅約3.5mm、同心円状の溝がある。 | |
▼2010年7月21日 果実 島根 | ▼果実期の萼は赤くなる。 | ▼最初は白っぽい。 |
▼果穂が長く伸びず、下に垂れない。 | ▼果実は分果とならない。 | |
▼2012年8月5日 果実 島根 | ▼果実は分果しない。 | ▼種子には同心円状の模様がある。 |