多年草 北海道〜九州の山野の草地に生えるスズメノヤリに似て花序は数個の長い柄のある小型の頭花に分かれ、花茎は高さ20〜40cmとなる。花被片は広披針形、長さ2.5〜3mm、鋭尖頭、淡黄褐色〜赤褐色を帯びる。雄しべは6、葯は花糸と同長〜やや長い。果実は花被片と同長またはやや長く、わら色〜濃褐色。種子は広楕円形、長さ約1.3mm、種枕は種子の約半長。花期は5〜7月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Luzula multiflora イグサ科スズメノヤリ属 似たものにスズメノヤリ、ヤマスズメノヒエ、ヌカボシソウがある。 スズメノヤリ ・・・・ 花が頭状につく。 ヤマスズメノヒエ ・・・・ 枝の先に数個の花がつく ヌカボシソウ ・・・・・ 枝の先に1個の花がつく。 |
▼2014年4月26日 雄性期 玉湯 | ▼花被片が開いて雄しべの花粉が出る。 | ▼枝の先に数個の花がつく。 |
▼頭花は枝の先に数個の花をつける。 | ▼花被片は直径約5mm。 | |
▼2014年4月23日 雌性期 玉湯 | ▼花被片は開かず雌しべの柱頭だけが出る。 | ▼枝の先に数個の花がつく。 |
▼雄性期、花被片が開いて雄しべの葯が出る。 | ||
▼雌性期の閉じた花被片。 | ▼花被片を開くと未熟な雄しべがある。 | ▼花被片は長さ約2.5mm。 |
▼果実は枝の先に数個ずつかたまってつく。 | ||
▼果実、3稜がある。 | ▼果実は長さ約2.5mm。 | |
▼種子は3個入り、下側に種枕がつく。 | ▼種子は種枕を含めて長さ約1.8mm。 | |
▼種枕を除いた種子、長さ約1.3mm。 | ||
▼花茎は長さ約21cm。 | ||
▼2010年5月4日 雌性期 西長江 | ▼雄性期 | |
▼2014年5月8日 裂開した果実 玉湯 | ▼果皮が3裂し3個の種子が出る。 | ▼種子は長さ約1mm、種枕がつく。 |
▼2004年5月8日 果実 宍道 | ||
▼2005年5月3日 東忌部 | ||