ヤマグワ(山桑)

落葉高木
北海道〜九州の山地に生える。高さは10〜15m。樹皮は灰褐色で縦に不規則な筋がある。葉は互生し、長さ7〜20cmの卵形〜広卵形で、先は尾状に長くとがり、基部は円形〜浅い心形。ふぞろいの鋸歯。雌雄異株、まれに同株。雄花、雌花とも本年枝の下部の葉腋の花序につく。雄花には4個の雄しべ。雌花には1個の雌しべがあり、花柱は長くて先端は2裂する。集合果は楕円形で、7〜8月に赤色から黒く熟す。花期は4月頃。
よく似たマグワ(クワ)は雌雄異株あるいは同株で花柱がきわめて短い。
冬芽は、長さ3〜6mmの卵形。芽鱗は4〜7個あり、淡褐色で無毛。葉痕は半円形〜扁円形。多数の維管束痕が輪状に並ぶ。
学名は、Morus australis
クワ科クワ属



▼2004年4月25日 八雲

ヤマグワ

▼2006年4月28日 雄花 宍道 5月中旬に見ると実があり、花柱が残っていたのでヤマグワです。

ヤマグワ

ヤマグワ


島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑