つる性多年草。 宮城県以西〜九州の低山地の林縁で見られ、タンキリマメによく似ているが、全体黄褐色の毛がより少ないため緑色が目立つ。頂小葉は卵形で鋭尖頭、薄質、裏面にややまばらに伏した軟毛があり、長さ4〜10cm、幅3〜6cm。花は黄色、萼は長さ4〜5mm、萼裂片は三角形で、萼筒より短い。豆果はほとんど柄がなく、長さ15〜17mm、紅熟し、黒色の種子(1〜)2個を入れる。別名、オオバタンキリマメ。花期は6〜9月。(日本の野生植物) 学名は、Rhynchosia acuminatifolia マメ科タンキリマメ属 よく似たタンキリマメは葉の上半部の幅が広く、毛が多い。 |
▼2012年9月16日 東持田 | ||
▼花は長さ約1cm。 | ▼萼に毛や腺点がある。 | ▼若い果実。 |
▼果実は長さ約1.5cm。 | ▼頂小葉は長さ約5cm、先端が細く尖る。 | |
▼葉の縁に毛が並ぶ。葉柄、小葉柄に毛がある。 | ▼葉の裏面。 | ▼脈上に短毛があり、葉面に黄色い腺点がある。 |
▼2011年9月7日 東生馬 | ||
▼葉の先端が細く尖る。 | ▼小葉の基部に線形の小托葉がある。 | |
▼2006年8月14日 佐草 | ▼小葉は基部の幅が広い卵形。 | |
▼葉の先端が尖る。 | ||
▼2006年9月2日 八雲 | ||
▼2004年8月28日 佐草 | ▼葉の先端が細く尖る。 | |
▼2014年2月16日 果実 玉湯 | ▼果実が裂開しても種子ははじき飛ばされず残る。 | |
果皮の毛は目立たない。 | ||
▼種子は長さ約6mm。 | ||
▼2013年3月11日 種子 玉湯 | ||
▼種子は長さ5.5〜6.5mm。 | ▼果皮には毛がない。 | |
▼2003年11月16日 種子 佐草 | ▼2006年10月28日 種子 佐草 | |
▼2003年9月21日 若い果実 東忌部 | ||
▼2006年8月26日 玉湯 | ▼若い果実 | ▼毛の多い茎 |