オオスズメノカタビラ(大雀の帷子)

多年草
ヨーロッパから西アジアにかけての原産。全国に帰化しており、北海道などでは畑地の雑草になっている。細い根茎を引いてまばらに群生する。稈は細く、基部で伏してその上部で直立して高さ1mになる。葉は線形で無毛、葉舌は高さ6mmほどある。4個ほどの小花からなる長さ4mmほどの小穂を、細かく分岐した穂に多数つける。穂の枝の基部には小穂がつかない。花期は夏。(日本帰化植物写真図鑑)

 耕地の周辺やたのあぜ、農道などに生育し、粗生または群生する。茎は一方に傾き、平滑で光沢があり、基部は伏臥し、細長い根茎に連なる。葉は無毛、葉舌は鋭形、白い半透明の膜質、長さ3〜4mm。葉鞘は平滑・無毛。花序は長さ20〜30cm、各節から2〜5個の枝を半輪生状に出し、一方に傾く。枝は細く糸状、長さ3〜10cm、上向きの短剛毛を生じ、小穂をまばらに着ける。小穂は長さ2.8から3mm、2〜3小花よりなる。第1苞穎は長さ2〜2.5mm、1〜3脈。第2苞穎は2.5〜3mm、3脈。護穎は5脈、先端は銅色に輝き、基部の竜骨と側脈に白色の毛をまばらに生じる。基部の縮れ毛は長い。花期は7〜8月。(日本イネ科植物図譜)
学名は、Poa trivialis
イネ科イチゴツナギ属
よく似たものにイチゴツナギがあるが、花序の枝は斜上し開出しない。
 ナガハグサは、葉舌が短い。



▼2009年5月16日 玉湯

オオスズメノカタビラ

オオスズメノカタビラ

オオスズメノカタビラ

▼4個の枝を半輪生している。▼3小花の小穂、長さ約3mm。▼2小花の小穂。

オオスズメノカタビラ

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▼護穎の先端が内側を向く。▼第1苞穎は長さ約2mm、第2苞穎は約2.5mm。▼護穎の基部には長い縮れ毛がある。

オオスズメノカタビラ

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▼長い縮れ毛。▼小花の護穎は長さ約2.5mm、内穎は2mm。▼護穎の竜骨には毛がある。

オオスズメノカタビラ

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▼花序の枝には上向きの剛毛がある。

オオスズメノカタビラ

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▼2020年5月28日 大庭

オオスズメノカタビラ

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オオスズメノカタビラ

▼小穂は2〜3小花からなる。

オオスズメノカタビラ

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▼小穂は長さ約3mm。▼小花の基部に縮れた毛と、竜骨に毛がある。

オオスズメノカタビラ

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▼花序枝に上向きの刺がある。▼5本の枝を輪生状に出している。。▼葉舌は大きい。

オオスズメノカタビラ

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▼2022年5月29日 八雲6本の枝を輪生状に出す。

オオスズメノカタビラ

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オオスズメノカタビラ

▼3小花がある。

オオスズメノカタビラ

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オオスズメノカタビラ

▼葉舌は三角状で鋭形

オオスズメノカタビラ

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▼2009年5月12日 末次

オオスズメノカタビラ

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オオスズメノカタビラ

▼護穎の基部には縮れた長毛がある。

オオスズメノカタビラ

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▼葉舌は長く鋭形。

オオスズメノカタビラ

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