オオコガネタヌキマメ(大黄金狸豆)

一年草
中国やインドなどの原産。茎は無毛、直立して分枝し、緑色又は紫色を帯びることがある。葉は単葉、互生し、長さ5~15㎝の倒披針形、裏面に軟毛が生え、柄は短い。托葉は長さ4~8㎜の卵形。茎頂に総状花序をつけ、多数の黄色の蝶形花をつける。旗弁の基部に褐色の線があり、先が凹む。苞葉は長さ7~12㎜、幅5~9㎜の特徴ある形。花は派手(showy)で大きく幅約2.5㎝。果実は黒色の筋があり、長さ2.5~5㎝の長楕円形、20~24個の種子が入る。果実が熟すと褐色~黒色になり、中の種子が離れて振ると音がする。花期は8〜10月。(三河の植物観察)
C. assamica(アッサムタヌキマメ)と混同されている。神奈川県植物誌調査会ニュース

類似の4種のタヌキマメ属植物 (C. spectabilis, C. assamica, C. retusa, C. juncea) の検索表
A.茎は無毛かほとんど無毛,やや稜がある.葉は倒卵形~倒披針形.萼は無毛,苞は卵状 3 角形で7〜10mm
    ................................................................................................... C. spectabilis オオコガネタヌキマメ
A.茎は短軟毛におおわれる.葉は長楕円形から倒披針形.萼は圧着した軟毛が生える.苞は線形~披針形で1~ 4mm
 B.茎に稜はない.葉は倒披針形から長楕円形,先端は鈍頭から鋭頭.花弁に紫色の条線が入ることが多い.豆果は無毛
    ................................................................................. C. assamica アッサムタヌキマメ
 B.茎に稜がある.
   C.葉は倒披針形,円頭から鈍頭でしばしば凹端.花弁は紅紫色を帯びることがある.豆果は無毛
    .........................................................................................................................C. retusa コガネタヌキマメ
   C.葉は線状長楕円形~長楕円形,先端は鋭頭から鈍頭.花弁に赤色条線は入らない.豆果は軟毛に被われる
    ............................................................................C. juncea コヤシタヌキマメ(サンヘンプ
中国植物志 大托叶猪屎豆(Crotalaria spectabilis Roth)
学名は、Crotalaria spectabilis
マメ科タヌキマメ属



▼2024年10月4日 植栽 玉湯▼旗弁の基部に褐色の筋がある。

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

苞は卵状3角形、花柄に小苞がある。▼果実は無毛で、黒い筋が入る。

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

▼裏面には軟毛がある。▼茎は無毛で稜がある。

オオコガネタヌキマメ

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オオコガネタヌキマメ

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オオコガネタヌキマメ

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▼2025年1月24日 果実 植栽 玉湯▼長さは約4cm。

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

オオコガネタヌキマメ

▼17個の種子が見える。▼種子は長さ約6mm。

オオコガネタヌキマメ

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