オオバコ(大葉子)

多年草
日本各地の道等の人に踏まれる所に生える。長い葉柄を持つ葉は全て根生し、長さ4〜15cm、幅3〜8cmの卵形または広卵形。数本の脈が目立ち、波面が波打っているものも多い。根生葉の間から高さ10〜30(時に50)cmの花茎を数本のばし、小さな花を穂状につける。花は4個の萼片と1個の苞に包まれていて、花序の下から上に咲き上がる。葯は薄紫色。果実は熟すと中央部で横に割れる蓋果。上半部は円錐状でややとがり、この部分が帽子のようにとれる。種子は茶〜黒褐色で長さ約2mmの扁平倒卵形で、1つの果実に4〜8個が入る。果実の横断面には4個の種子が見える。花期は4〜9月。
学名は、Plantago asiatica
オオバコ科オオバコ属
花茎が長いものにトウオオバコがある。また似たものにセイヨウオオバコがあり、果実の横断面に種子が6〜7個あり、種子は8〜16個入る。種子は長さ約1.2mm。



▼2003年6月1日 玉湯▼2003年9月15日 佐草

オオバコ

オオバコ

▼2004年12月18日 果実 玉湯

オオバコ

オオバコ

オオバコ

▼2003年11月8日 果実 加茂貴船神社

オオバコ

オオバコ




▼2005年8月30日 鹿島古浦 花茎が長くトウオオバコと思ったが、現場の再確認と葉の立ち上がらない様子からオオバコとした。

トウオオバコ

トウオオバコ

トウオオバコ

トウオオバコ

トウオオバコ

トウオオバコ

▼2005年10月30日 果実 鹿島古浦

トウオオバコ

トウオオバコ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑