常緑低木 茨城県以西〜九州の暖地の山野に自生もあるが、庭木として植えられているものが多い。山野に生育するものはほとんどが逸出品で、国内の自生は疑問とする意見もある。高さ約3mほどになる。樹皮は褐色。縦の溝があり、上部に枯れた葉の基部が残る。葉は互生。3回奇数羽状複葉。小葉は長さ3〜7cm、幅1〜2.5cmの披針形。先は鋭くとがり、縁は全縁。革質で、表面は光沢がある。枝先に大形の円錐花序を出し、直径6〜7mmの白い花を多数つける。花被片は3個ずつ輪状に多数並び、内側のものほど大きく、もっとも内側の6個は花弁状になる。雄しべは6個で、花糸は短い。果実は液果。直径6〜7mmの球形、10〜11月に赤く熟す。種子は直径5〜6mmのほぼ球形。1個の果実にふつう2個入っている。花期は5〜6月。(樹に咲く花) 学名は、Nandina domestica メギ科ナンテン属 果実の白いものをシロミナンテンという。 |
▼2004年6月26日 西忌部 | ||
▼2014年2月1日 果実 八雲 | ▼果実は直径約8mm。 | |
▼果実の先端に花柱が残る。 | ▼果実の横断面。種子が2個ある。 | ▼果実の縦断面。左右に1個ずつの種子 |
▼半球形の種子が2個合わさっている。 | ▼種子は直径約7mmの半球形。内面と外面。 | ▼種子の内面。凹みに果肉が詰まっている。 |
▼果肉を除くと凹みがある。 | ▼種子の切断面、中が凹んでいる。 | ▼種子の外面。 |
▼2004年1月4日 果実 八雲 | ||
▼2007年1月14日 上乃木 葉は大きな3回羽状複葉 | ||
▼2006年1月22日 冬芽 浜乃木 | ▼2006年5月5日 シロミナンテン 植栽 上乃木 | |
▼2016年11月11日 実生 玉湯 | ||