越年草 ヨーロッパ原産の帰化植物。茎は下部で分岐し、高さ30cmほどになる。茎は無毛型と有毛型がある。葉は線形で対生し、基部が合着して鞘状になる。茎の頂に球状の花序をつけ、直径1cmほどの淡紅色の5弁花を苞片の間から出す。種子は盾形で細かいこぶ状隆起がある。花期は春。 学名は、Petrorhagia nanteuilii ナデシコ科コモチナデシコ属 今までイヌコモチナデシコと誤同定されていたP. nanteuiliiに、ミチバタナデシコという新称が与えられた。(わたしたちの自然史第132号) 検索表 1.種子1.0〜1.4mm、洋梨形で円すい状突起がある、総苞内片が微凸形、茎に腺毛が密生(または無毛)・・・・・イヌコモチナデシコ P. dubia 1.種子1.3〜1.9mm、盾形で低い隆起がある、総苞内片が鈍形 2.茎は無毛しばしば有毛、種子は細かいこぶ状隆起がある・・・・・・ミチバタナデシコ P. nanteuilii 2.茎は無毛、種子は緻密な網目状隆起がある・・・・・・・・・・・・コモチナデシコ P. prolifera |
▼2014年6月19日 玉湯 | ▼果実は長さ約7mm。 | ▼熟すと先端が4裂して種子を出す。 |
▼種子が20個入っていた。 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | ▼小さな突起が密生する。 |
▼茎には下向きの短毛が密生する。 | ||
▼毛は長さ約0.1mm。 | ▼腺毛が混じっている。 | |
▼2013年6月27日 嫁島 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | |
▼2012年7月18日 大井 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | |
▼2012年7月10日 東出雲 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | |
▼種子の裏側。 | ||
▼茎に細かい毛がある。 | ||
▼2012年7月8日 宍道 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | |
▼茎に微毛がある。 | ▼茎の毛は非常に短い。 | |
▼2012年7月2日 玉湯 | ▼種子の表面に小突起が並ぶ。 | |
▼種子は長さ約1.5mm。 | ▼種子の裏側。 | |
▼上部の茎はほとんど無毛だが、微毛がある。 | ||
▼2012年5月26日 玉湯 | ||
▼種子は長さ約2mm。表面に小突起が多数ある。 | ||
▼2013年4月22日 蕾 玉湯 | ||
▼2013年4月1日 若葉 嫁島 | ||
▼2018年3月3日 幼葉 玉湯 | ||