越年生または短命な多年草 地中海沿岸原産。類似した同属の帰化種と混同されていたため、わが国への侵入年代は不明である。茎は直立または斜上し、高さ30〜60cm。葉は長い柄があって互生し、円形、5〜7浅裂し、長さ3〜4cmになる。葉腋に淡青紫色の花を1〜6個つける。萼は5裂し、裂片は三角形状となる。花弁は、長さ10〜12mmで、萼片のほぼ2倍の長さとなる。果実は扁平で、分果の上面は網目状になる。花弁が萼片より長くなる点でゼニバアオイと共通するが、ゼニバアオイの分果の上面は網目状にはならない。 花期は春〜夏。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Malva nicaeensis アオイ科ゼニアオイ属 ゼニバアオイ(Malva neglecta)の果実(画像をクリックする。) |
▼2013年6月16日 東出雲 | ||
▼果実は直径約6.5mm、表面は網目状になる。分果は11個ある。 | ||
▼分果は直径約2mm。 | ||
▼2013年5月26日 東出雲 | ||
▼花は直径約1.5cm。花弁が萼片の2倍長ある。 | ||
▼果実は直径約6mm、分果が13個ある。 | ||
▼葉身は長さ約3cm。 | ||