越年草 北アメリカ原産で、各地にふつうに見られる。道ばた、荒れ地、川原などに生える。発芽した年の冬にロゼットをつくり、翌年の夏に開花枯死する。茎は1本立ちするか、枝を分け、高さ0.3〜2m、全体に上を向いた伏毛がある。葉は卵形〜長楕円状披針形で、長さ5〜22cm、幅1.5〜5cm、縁には低鋸歯があり、中脈はやや赤みをおびる。花は直立する頂生の穂状花序について日没とともに開き、径2.5〜5cm、萼筒は2.5〜4cm、裂片は黄緑色で赤みをおびない。花弁は倒卵状円形で、長さ1.2〜2.5cm、黄色で、しおれてもオレンジ色になる程度である。さく果は長楕円形で先は細くなり、2〜4cm、未熟な時緑色、乾くと淡褐色となる。種子は長さ1.1〜2mm、稜角がある。花期は6〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Oenothera biennis アカバナ科マツヨイグサ属 同属にオオマツヨイグサ、マツヨイグサ、アレチマツヨイグサがある。 |
2004年8月14日 東忌部 | 花弁の先端は少し凹む。 | |
2003年9月11日 東出雲 | 花弁の先端は少し凹む。 | |
2007年7月28日 八雲 | 若い果実 | |
上向きの毛がある。 | ||
2003年7月21日 田和山 | ||
若い果実 | ||
2013年1月20日 果実 西生馬 | 果実は4裂して種子をだす。 | |
果実は長さ約2cm。 | 果実には4室がある。 | 種子は長さ1.5mm。いびつで種々な形。 |
種子の表面の拡大。 | ||
2012年10月6日 果実 東生馬 | 果実は熟すと先端が4裂する。 | |
果実は長さ約3cm。 | 果実の縦断面。 | 種子は長さ約1.5mm。 |
葉身は長さ約16cm。 | 表面にはまばらに微毛がある。 | |
裏面には脈上、葉面に毛がある。 | ||
茎には斜上する毛がある。 | ||
2011年3月27日 果実 八雲 | 果実は4室あり4裂する。 | 種子 |
2010年6月30日 玉湯 | ||
2007年2月12日 ロゼット葉 葉先が尖る。 乃白 | ||
2007年3月17日 ロゼット葉 葉先が尖る。 八雲西岩坂 | ||