越年草 南アメリカのチリとアルゼンチンの原産で、本州〜琉球に見られる。海辺や川原などに生える。茎は直立し、高さ0.3〜1m。ときに枝を分ける。葉は線状披針形で、縁に粗い鋸歯があり、先は鋭尖形、柄はない。花は上部の葉腋につく。萼筒は長さ2〜4.5cm、裂片は緑色でときに赤みをおび、開花時に反曲して下を向く。花弁は広倒卵形で長さ1.5〜2.5cm、先は凹形、黄色で基部に赤い部分があり、しおれると全体が赤くなる。さく果は円柱形で先端が少し太くなり、長さ3〜4cmで、まばらな毛がある。種子は紡錘形で、長さ約1.5mm。花期は5〜11月。(日本の野生植物) 学名は、Oenothera stricta アカバナ科マツヨイグサ属 同属で花期が夏のものにオオマツヨイグサ、メマツヨイグサ、アレチマツヨイグサがある。 |
▼2023年4月27日 古志原 | ||
▼2014年5月17日 宍道 | ||
▼花は直径約6cm。 | ▼花は萎むと赤くなる。 | |
▼蕾。 | ▼茎につく葉は短い三角形で無柄。 | ▼根生葉。 |
▼根生葉は線形、長さ約9.5cm。 | ▼裏面。 | ▼茎には短毛と長毛がある。 |
▼2012年6月1日 島根 | ||
▼萎んだ花は赤くなる。 | ▼若い果実。 | |
▼上から根生葉、下部の茎葉、上部の茎葉。 | ▼葉の裏面。 | ▼上部の葉は三角形になる。 |
▼2009年5月31日 八雲 | ▼花はしぼむと朱赤色になる。 | |
▼2008年6月1日 八雲 | ▼果実 | ▼葉は線形で中央脈は白い。 |
▼2005年5月21日 宍道 | ||
▼2016年11月17日 果実 東忌部 | ▼果実は熟すと先端から4裂し、種子が出る。 | ▼果実の裂片は裂開時に反曲する。 |
▼果実は長さ約2.5cm。 | ▼種子は長さ1.5〜2mm。 | |
▼種子の腹面に1条の溝がある。 | ||
▼花はしぼむと赤くなる。 | ▼ロゼット状の根生葉。 | |
▼2016年7月27日 果実 宍道 | ▼果実は熟すと先端から4裂する。 | ▼果実は長さ約3cm。 |
▼種子は長さ1.5〜1.7mm。 | ▼種子の背面。 | |
▼種子の腹面。 | ▼まだ裂けていない果実。 | |
▼根生葉は線形。 | ||
▼2016年5月28日 若い果実 宍道 | ▼果実は長さ3.5cm。 | ▼果実の縦断面。 |
▼果実の横断面、4室ある。 | ▼若い種子は長さ1.5〜1.7mm。 | |
▼2007年2月25日 八雲 | ||
▼種子の出たあと | ▼果実の裂片は裂開時に反曲する。 | |