1年草ないし越年草 本州〜沖縄の低地の路傍や草原に生育する。茎は高さ30〜60cm、叢生しやや偏平、平滑・無毛。葉は長さ15〜40cm、幅3〜7mm、基部の縁にだけ長さ5mmほどの白い軟毛がはえ、ややざらつき裏面に少し光沢がある。葉舌は毛状、長さ0.5mm。葉鞘は平滑・無毛。花序は長さ5〜15cm、径8〜12mm、総苞毛(芒)は長さ10mm内外、淡黄褐色または紫褐色、時に黄金色を帯びる。小穂は花軸に密につき卵形、長さ2.2〜2.8mm、穎は無毛。第1包穎は卵形、長さ1mm、第2包穎は広卵形、1.5mm、5脈。退化した第1小花の護穎は卵形、小穂より短い。花期は5〜6月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Setaria pallidefusca イネ科エノコログサ属 よく似た仲間にエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロなどがある。 キンエノコロ・・・・・小穂広卵形、長さ2.8〜3mm コツブキンエノコロ・・小穂長楕円形、長さ2〜2.8mm |
▼2007年9月22日 八雲 | ▼第2包穎が短く1/2程度小花が露出する。小穂は長さ約2.6mm。 | |
▼2011年8月14日 大庭 | ▼花穂は長さ約13cm。 | |
▼小穂は長さ約2.5mm。 | ▼横ジワのある護穎が半分ほど露出する。 | ▼標本の画像。 |
▼2005年9月25日 宍道 | ||