1年草。 北海道〜九州の日当たりのよい空き地や路傍・畑地に生育、群生し、北海道ではエノコログサよりも量的に多い。茎の高さは40〜160cm。茎の基部は分けつして叢生し、エノコログサよりも壮大になる。葉は長さ30〜40cm、幅20〜23mm、表面は少し紫色を帯びた寝た毛が密生するが、裏面は無毛。葉舌は毛状。葉鞘は縁にだけ毛がある。花序は円柱状、長さ10〜20cm、湾曲して先端は下垂する。小穂は卵形、長さ2.8〜3mm、無毛。第1包穎は長さ1.5mm、第2包穎は2.5mm、第3穎は3mm。護穎と内穎は革質。果実は広卵形、長さ2mm。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Setaria faberi イネ科エノコログサ属 よく似た仲間にエノコログサ、キンエノコロ、コツブキンエノコロなどがある。 |
▼2020年10月6日 玉湯 | ▼花序は長さ約12cm。 | ▼小穂の基部に長い総苞毛(芒)がある。 |
▼総苞毛には上向きの刺がある。 | ||
▼小穂は長さ約3mm、第1苞穎は1.5mm。 | ▼第2苞穎は長さ約2mm、護穎は約3mm。 | ▼葉鞘や茎は無毛。 |
▼葉舌は毛状。 | ▼花序は下垂する。 | |
▼2011年9月28日 西川津 | ▼花序が長さ18cm以上ある。 | |
▼第2包穎が短い。 | ▼葉舌は毛状。 | |
▼2008年9月1日 西忌部 | ▼第2包穎は短く小花の一部が裸出する。 | |
▼葉の表面の毛 | ▼葉の裏面 | |
▼2008年7月5日 鹿島 この時期はエノコログサと思ったが、第2包穎が短く小花の上部が露出する。 | ||
▼2007年9月22日 八雲 | ▼第2包穎が短く小花の上部が1/3程度露出する。 | |
▼2007年9月22日 花穂があまり垂れないが、小穂の第2包穎が短い。 八雲 | ||
▼2003年9月21日 東忌部 | ||