1年草 本州〜九州の日当たりの良い畑地や湿地に普通に見られる。稈は細くて硬く、高さ20〜60cm、基部に根出葉がある。葉は幅2〜5mm。花序はほとんどが複生。苞葉の葉身は4〜5枚、2〜3枚は花序より長い。花序枝は細長く3〜6本。花穂の多くは斜上し、多数の小穂をつける。小穂は斜開し、線形、長さ5〜15mm、黄色、10〜20個の花をつける。鱗片は広倒卵形、長さ約1.5mm、中肋は緑色、円頭、芒が突出しない。そう果は倒卵形、長さ約1.2mm、鱗片よりやや短い。花柱ははなはだ短く、柱頭は3個。花期は8〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Cyperus iria カヤツリグサ科カヤツリグサ属 カヤツリグサとよく似ているが、コゴメガヤツリは小穂が開出せず鱗片の芒が突出しないことで区別できる。 |
▼2015年8月16日 八雲 | ▼苞葉が3枚あり、1枚は花序より長い。 | ▼小穂は斜上し、開出しない。 |
▼花序枝は長さ約6cm。 | ▼鱗片の中肋は微凸するが内曲し目立たない。 | |
▼鱗片は長さ約1.2mm。 | ▼果実は狭倒卵形で長さ約1.2mm。 | |
▼茎は長さ約30cm。 | ▼湿地に生え大きく育った個体。 | |
▼2015年8月16日 八雲 | ▼小穂は斜上し、開出しない。 | |
▼苞葉が4枚、2枚が花序より長い。 | ▼小穂は開出しない。 | |
▼鱗片は長さ約1.3mm。 | ▼鱗片の中肋は微凸する。 | |
▼果実は長さ約1.2mm。 | ▼茎は長さ約12cm。 | |
▼乾燥地に生える小さな個体。 | ||
▼2012年9月2日 打出 | ▼小穂は斜上し、開出しない。 | |
▼小穂は長さ約5mm。 | ||
▼鱗片の中肋は微凸する。 | ▼果実は長さ約1.2mmの狭倒卵形。 | ▼茎は高さ30cm。 |
▼2009年10月3日 西川津 | ||
▼2009年9月12日 玉湯 | v鱗片の中肋はわずかに突出する。 | |