一年草またはまれに多年草 本州〜九州の日当たりのよい川原、土手、道ばたなどの草地に見られる。茎は高さ30〜60cm、ときに根元から分枝する。葉は長さ3〜7cm、葉柄の上部に円盤状の蜜腺が1個つく。小葉は15〜35対、線形または狭卵形で、先端はわずかに微凸形、中央部のもので長さ8〜12mm、幅2〜3mm。托葉は針形または線状狭卵形で、長さ5〜7mm、宿存する。花序は葉腋のやや上につき、1〜2花をつける。花柄は長さ5〜15mm。萼裂片は先端が鋭くとがり、狭卵形で長さ5〜6mm。花弁は黄色で倒卵形、長さ6〜7mm。雄蕊は4〜5個、ときに仮雄蕊がある。果柄は長さ6〜8mm。豆果は扁平な長楕円形で、長さ3〜4cm、幅5〜6mm、伏した短毛があり、熟すと黒褐色。種子は黒褐色で、ほぼ菱形、長さ3.5〜4mm、幅2.5〜3mm、1個の豆果中に8〜12(ふつう10)個ある。花期は8〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Chamaecrista nomame マメ科カワラケツメイ属 よく似たものにアレチケツメイがあるが、葉柄の蜜腺は黒っぽく柄がありキノコ状、5個の花弁のうち1個が大きい。 クサネムと姿が似ている。 |
▼2012年9月24日 東忌部 | ▼花は直径約1cm。 | |
▼茎には短毛がある。 | ▼葉は長さ約7cm。 | |
▼小葉の先は尖り、基部は左右不相称。 | ▼葉の裏面。 | ▼葉柄の上部に1個の腺があり、柄はない。 |
▼葉柄の基部に披針形の托葉がある。 | ||
▼2012年9月2日 鹿島 | ▼花は長さ約5mm。 | ▼若い果実、上向きにつく。 |
▼果実は長さ約3.5cm。 | ▼葉身の基部に赤っぽい柄のない腺がある。 | |
▼2011年9月28日 大井 | ||
▼葉身の基部に柄のない腺がある。 | ▼果実は上向きにつく。 | |
▼果実は長さ約4.5cm。 | ||
▼種子は長さ約3mm。 | ▼小葉が20対ある。 | |
▼2018年11月6日 果実 東忌部 | ▼果皮の片側だけが残っている。 | ▼若い果実。 |
▼伏毛がある。 | ▼果実は長さ約4cm。 | ▼仕切りの中に種子が入り、1列に並ぶ。 |
▼種子は長さ約3.5mm。 | ▼種子の側面(左)、厚さ約1.5mm。 | ▼果皮に繋がる部分(左上)は尖っている。 |
▼葉柄の基部に狭三角形の托葉がある。 | ||
▼2008年9月14日 宍道 | ▼果実は上を向いてつく。 | ▼小葉が19対ある。 |
▼小葉の先は尖る。 | ▼葉柄上部に腺、基部に托葉がある。 | |
▼2005年8月28日 東忌部 | ||
▼2003年9月21日 東忌部 | ||
▼2009年10月3日 果実 大井 | ▼葉柄上部に腺がある。 | |
▼果実は上向きにつく。 | ||