カラスムギ(烏麦)

1〜越年草
ヨーロッパ原産。本州〜沖縄の路傍や荒廃地に生育し、散生またはやや群生する。茎は中空、直立・叢生する。高さ60〜80cm。葉の長さ10〜25cm、幅4〜6mm。無毛。葉舌は鈍形、不規則に細裂する。葉鞘は無毛。花序はまばらな円錐形、長さ10〜20cm。小穂は長楕円形、長さ20〜25mm、2〜3個の小花からなる。苞穎は大きく、長さ20〜23mm。護穎は黄褐色、粗い長毛があリ、背面に暗褐色の屈曲した芒をつける。果実は長楕円形、腹面は扁平、淡黄褐色の毛が生え、長さ7〜8mm。花期は6〜7月。(日本イネ科植物図譜)
学名は、Avena fatua
イネ科カラスムギ属
護頴に毛のないタイプをコカラスムギということもあるが、区別しないのが普通だという。
ミナトカラスムギは護穎の先端が深裂し芒状になる。
似たものにマカラスムギがあり、芒が1本あるか又は全くない。



▼2015年5月25日 玉湯▼3小花があり、長い芒が3本ある。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼3小花がある小穂。▼2小花の小穂。▼芒は護穎の背面から出て長さ約4cm。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼護穎の背面に長毛がある。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ




▼2018年5月1日 島根▼2小花の小穂(上)と3小花の小穂

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼3小花の小穂、第3小花の芒は短い。苞穎は長さ約2.5cm。▼2小花の小穂。▼小花の基部と護穎に長毛がある。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼小花の基部と護穎の長毛。▼護穎の中部から伸びる芒は長さ約4.3cm。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼2010年4月17日 玉湯▼護穎に長毛がある。

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

カラスムギ

▼2010年4月14日 玉湯▼護穎に長毛がある。

カラスムギ

カラスムギ



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