1〜越年草 ヨーロッパ北部から西アジアにかけての原産。明治年間の初期に薬用として渡来し、しばしば逸出、野生化している。全体ほぼ無毛でリンゴに似た芳香がある。茎はよく分岐して直立し、高さ60cmほどになる。葉は長楕円形で羽状に2〜3回深裂し、裂片は糸状、互生する。茎の頂に直径2cmほどの頭状花を多数つける。舌状花は白色、筒状花は黄色。花床に鱗片を欠くこと、舌状花に雌しべがあることでカミツレモドキと区別する。花期は春〜夏。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Matricaria chamomilla キク科コシカギク属 イヌカミツレは頭状花が直径約4 cm、果実に3稜がある。カミツレモドキは花床に鱗片があり、舌状花に雌しべがなく、果実にいぼがある。参考 写真で見る外来雑草 |
▼2014年5月4日 八雲 | ||
▼2013年8月17日 八雲 | ▼花は直径約1.1cm。 | |
▼舌状花に雌しべがある。 | ▼舌状花(上)と筒状花(下)。 | |
▼舌状花の雌しべ(上)。 | ▼花床は盛り上がり中空、鱗片はない。 | |
▼花床は円錐状に盛り上がる。 | ▼果実。 | ▼果実は長さ約0.7mm。 |
▼果実に5稜がある。 | ▼冠毛はない。 | |
▼葉は羽状に深裂する。 | ||
▼葉は長さ約6cm。 | ▼葉の裂片は線形。 | |
▼茎は無毛。 | ▼高さは約40cm。 | |
▼2014年4月7日 八雲 | ||