越年草 ヨーロッパ原産。1942年に広島県で見いだされ、その後も、本州、四国において帰化の記録があり、市街地の道ばたなどに生育している。茎は基部からよく分岐して、高さ10cmほどになる。茎の上部、花柄に腺毛がある。葉は対生し、線形、長さ2cmほどになる。葉腋に直径4mmほどの花をつける。花は4枚の萼片からなり、通常は花弁を欠く。花期は春。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Sagina apetala ナデシコ科ツメクサ属 同じように花弁のないアライトツメクサは全体に無毛。 ハマツメクサやツメクサは5個の花弁があり萼片が5個、果時にも萼が開出せず、種子は0.4〜0.5mmと大きい。 イトツメクサにた仲間だが、よくわからないものがある。 |
▼2014年4月23日 東朝日 | ▼高さ約2cm。 | |
庭に生えてきたもので、初めて開放花を見た。茎が赤くなったものが多いが、これは日陰になる場所のせいか、まだ緑色をしている。果期の萼の様子も観察してみる。 | ||
▼2014年4月16日 玉湯 | ▼萼は4個で、花弁はない。 | |
▼花は直径約3mm。 | ▼萼にわずかに腺毛がある。 | ▼蕾。萼にわずかに腺毛がある。 |
▼蕾を開くと花弁がない。 | ▼葉の基部の縁に毛があるが、茎は無毛。 | ▼茎は直径約0.3mm。 |
果期になっても日陰のせいか茎が緑色のままで、背も高く伸びている。 | ||
▼2014年4月29日 果実が裂開すると萼が平開する。萼片が5個。同じ株に萼片が4〜5個のものがある。 半開した花。 | ||
▼半開した花弁のない花。 | ▼萼に包まれた若い果実。 | ▼萼に腺毛がある。 |
▼果実は長さ約2.5mm。 | ▼種子は0.25〜0.3mm。 | |
▼種子には低い畝状の隆起模様がある。 | ▼花柄は直径約0.2mm。 | ▼下部の茎はは直径約0.5mm。 |
▼高さ約9cm。 | ||
▼2014年4月13日 閉鎖花 玉湯 | ▼萼を開くと花弁はなく、雌しべと雄しべがある。 | ▼果実、萼片より少し長い。 |
▼萼は4個。 | ▼萼が5個。同じ株でも萼が4、5個ある。 | ▼種子は長さ0.2〜0.3mm。 |
▼種子には低い畝状の隆起模様がある。 | ||
▼2013年4月4日 裂開した果実 嫁島 | ▼果実の裂開時には萼片が開出する。 | ▼萼や果柄に腺毛がある。 |
▼2013年4月1日 裂開した果実 嫁島 | ▼果期に萼は平開する。萼片が5枚のもの。 | ▼若い果実と閉鎖花。 |
▼果実は長さ約2mm。萼や果柄に腺毛がある。 | ||
▼種子は長さ約0.3mm。 | ▼上部の葉は長さ約3mm。 | ▼下部の葉は長さ約7mm。 |
▼茎の高さは約2.5cm。 | ||
▼2013年3月28日 裂開した果実 末次 | ▼萼片は4個で、果実の裂開時には開出する。 | |
▼開出した萼は直径約5mm。 | ▼果実は長さ約2.5mm。 | |
▼種子には低い畝状の隆起模様がある。 | ▼種子は長さ約0.3mm。 | ▼萼や花柄には腺毛がある。 |
▼葉は細く、長さ約4.5mm。 | ▼葉の基部は縁に白膜がある。 | ▼茎は高さ約3cm。 |
▼2013年4月21日 裂開した果実 玉湯 庭 | ▼裂開前の果実。 | |
▼平開すると直径約5mm。 | ▼裂開前の果実は長さ約2mm。 | |
▼種子は長さ約0.3mm。 | ||
▼茎は長さ約5cm。 | ||
▼これはハマツメクサと思われる。 | ||
▼2013年4月9日 若い果実 玉湯 庭 | ▼萼片は4個ある。 | ▼未熟な種子、長さ約0.3mm。 |
▼萼が閉じているが、開くと花弁のない花がある。閉鎖花のまま受粉し、結実するようだ。 | ||
▼果実(左)と花(右)。 | ▼萼や花柄に腺毛が多い。 | |
▼葉の基部の白膜に毛がある。 | ▼茎には腺毛がない。 | ▼高さは約2.5cm。 |
▼2009年5月6日 果実 萼や果柄に腺毛がある。 玉湯 | ▼果実の裂開時には萼片は開出する。 | |
▼種子は長さ約0.25mm。 | ▼種子には突起が目立たない。 | |
▼茎は赤みを帯びる。 | ||
▼高さ5cmまでで、横に広がらない。 | ||
▼2012年5月10日 果実 玉湯 庭 | ▼萼は4裂し開出している。 | |
▼萼、果柄、茎に腺毛がある。 | ▼果実は長さ約2mm。 | |
▼種子には目立たない突起がある。 | ▼種子は長さ0.2〜0.3mm。 | |
▼2013年4月13日 萼が開き裂開した果実 寺 | ▼果実は長さ約2.5mm。 | ▼萼は4個ある。 |
▼萼から取り出した果実。 | ▼果実の中の種子。 | ▼種子。 |
▼種子。 | ▼種子は長さ約0.3mm。 | ▼茎は長さ約6cm。 |