多年草 関東地方南部、東海地方、紀伊半島、伊豆諸島・小笠原の海岸に生える。茎は太くて、上部はよく枝を分け、高さ50〜120cmになる。葉は1〜2回3出羽状腹葉をなし、小葉は広卵形で、粗い鋸歯がある。葉柄の下部または全部が淡色で、袋状にふくらむ。茎や葉に濃い黄色の汁液を含む。複散形花序は総苞片がなく、小総苞片は数個ある。淡黄色の花をつけ、萼歯片はない。果実は長楕円形、分果の両翼はそれほど広くない。油管は各背溝下に1個、合生面に4個ある。分果の翼状の部分はハマウドほど広くない。花期は8〜10月。(日本の野生植物) 学名は、Angelica keiskei セリ科シシウド属 |
▼2017年10月31日 野生化 美保関 | ▼花弁の先は内側に曲がる。 | ▼花は直径約5mm。 |
▼花弁5個、雄しべ5個。 | ▼雄性期で、雌しべが伸びていない。 | ▼2個の柱下体と柱頭が2個見える。 |
▼小花柄には毛が密生する。 | ▼小花柄の基部に小総苞片がある。 | |
▼小総苞片は広線形。 | ▼小総苞片の外面。 | ▼小総苞片の内面。 |
▼複散形花序に総苞片はない。 | ▼花序柄に毛がある。 | ▼花序柄の稜上に毛がある。 |
▼枝にも毛がある。 | ▼上部の葉は鞘だけで、葉身がない。 | ▼葉は2回3出複葉、葉柄基部は太い鞘になる。 |
▼葉の表面。 | ▼葉脈状に小さな突起毛がある。 | ▼葉の裏面、白味を帯びる。 |
▼気孔が多数ある。 | ▼葉軸は無毛。 | |
葉柄を切ると黄色い液が出る。 | ||
▼2011年10月19日 美保関 | ||
▼2018年10月20日 美保関 | ▼茎を切ると黄色い汁液が出る。 | |
▼2013年10月17日 野生化? 美保関 | ||
▼小花柄の基部に小総苞片がある。 | ▼小花柄や花序枝に短毛がある。 | ▼花序枝の基部に総苞片はない。 |
▼花盤に蜜が出ている雄性期の花。 | ▼花は直径約4mm。 | |
▼花弁や雄しべが落ちた雌性期の花。 | ▼柱頭が伸びた雌性期の花。 | ▼若い果実は長さ約6mm。 |
▼葉は2回3出複葉。 | ||
▼上部では葉は殆ど無くなり、大きな鞘となる。 | ||
▼茎は無毛。 | ▼茎や葉柄を切ると黄色い汁液が出る。 | |
▼2015年8月4日 美保関 | ||
▼2011年9月7日 植裁 東生馬 | ▼小総苞片がある。花柄に毛がある。 | |
▼幼株の葉 | ||
▼幼株 | ||
▼2010年12月1日 果実 植裁 東生馬 | ||
▼2013年9月22日 植裁 東生馬 | ▼葉柄の切断面、黄色い汁液が出る。 | |
▼2011年7月18日 植裁 東生馬 | ||