多年草 関東地方以西〜沖縄の海岸に生える。高さ1〜1.5m。茎は太くて暗紫色を帯び、上部で枝分かれする。葉は大型の1〜2回3出羽状複葉で、葉柄の基部はふくらんで鞘状になる。小葉は卵状楕円形で厚くて強い光沢があり、ふちには細かい鋸歯がある。枝先から複散形花序を出し、白色の小さな花を密につける。花柄の基部につく総苞片、小花柄の基部の小総苞片はいずれも細長い。果実は扁平な広楕円形、2個の扁平な分果がくっついている。分果は長楕円形で、両側の隆起線が広く翼状にはりだして軍配のように見える。花期は4〜6月。(野に咲く花) 学名は、Angelica japonica セリ科シシウド属 |
▼2014年6月19日 鹿島 | ▼雄性期の花、花弁、雄しべが5個ある。 | |
▼花は直径約3mm、花弁は内側へ曲がる。 | ▼花柱がまだ伸びていない。 | ▼花弁、雄しべが落ち、花柱が伸びた雌性期。 |
▼花柱は長さ約2mm、上方に伸びている。 | ||
▼雌性期を過ぎ、花柱が曲がっている。 | ▼雄性期(左)〜雌性期〜未熟な果実(右) | |
▼小花柄の基部に小総苞片がある。 | ▼小さな総苞片がある。 | ▼葉は長さ約90cmの3回3出複葉。 |
▼茎は無毛。 | ||
▼高さは約1.5m。 | ▼高さは約2.5m。 | |
▼2004年6月13日 鹿島 | ||
▼2004年7月4日 若い果実 鹿島 | ||
▼2013年9月10日 果実 美保関 | ▼果実は2個の分果からなる。長さ約8mm。 | |
▼分果の背面と腹面。両側に翼がある。 | ▼分果の横断面、種子が1個、両側に翼がある。 | ▼分果の縦断面。 |
▼各背溝下に油管が1個ある。 | ||
▼種子は長さ約4.5mm。 | ||
▼2008年12月20日 果実 鹿島 | ||
▼2013年3月28日 若葉 鹿島 | ||
▼2004年4月18日 鹿島 | ||
▼2007年3月10日 幼葉 島根 | ||
▼2011年4月29日 幼葉 島根 | ▼最初は3小葉のみ。 | |
▼3小葉だが、小葉が中裂する。 | ▼2回3出複葉になる。 | ▼大きな2回3出羽状複葉になる。 |