多年草 北海道〜本州の山地の林内に生える。茎は高さ30〜80cm。葉は3全裂し、側小葉はさらに2裂する。茎頂に小型の散形花序を出し、中央に両性花、周辺に雄花をつける。花は白色。両性花は子房にかぎ状毛が密生する。雄花は子房がないため小さく目立たない。果実はかぎ状刺毛が密生する。花期は7〜9月。(山に咲く花) 学名は、Sanicula chinensis セリ科ウマノミツバ属 葉のよく似たものにミツバがある。 |
▼2012年7月21日 東持田 | ▼上部右の小さいのが雄花。 | ▼両性花(上)と子房のない雄花(下) |
▼2012年7月10日 東出雲 | ▼両性花と雄花が混在する。かぎ状毛があるのは両性花。 | |
▼側小葉は2裂しないが、大きな鋸歯がある。 | ▼葉身は長さ約4.5cm。 | ▼葉柄の基部。 |
▼葉裏には葉脈が隆起する。 | ||
▼2010年7月24日 八雲 | ||
▼2004年7月11日 八雲 | ||
▼2005年7月17日 八雲 | ||
▼2015年10月29日 果実 八雲 | ▼果実は2個の分果が合わさっている。 | |
▼分果は刺を含めて長さ約4mm。 | ▼分果の合生面(上)と背面(下)。 | ▼分果の背面、鈎状の刺が密生する。 |
▼分果の先端に萼片と柱頭が残る。 | ▼先の曲がった鈎状の刺。 | ▼分果の横断面、1個の種子がある。 |
▼分果の中にあった種子、長さ約2.5mm。 | ||
▼2012年9月27日 果実 大海崎 | ▼果実は2分果。上部に柱頭、基部に雄花が残る。 | |
▼果実は直径約5mm。 | ▼果実は2個に分かれ、周りに鈎状の刺がある。 | ▼分果の縦断面。 |
▼分果の横断面。 | ▼分果に1個の種子がある。 | |
▼2005年9月3日 果実にはかぎ状の刺がある。 西忌部 | ||
▼2004年7月24日 果実 真山 | ▼2005年9月3日 果実 西忌部 | |
▼2006年10月9日 果実 八雲 | ||
▼2007年6月16日 蕾 八雲 | ||
▼2005年4月17日 朝酌 | ||
▼2011年5月7日 芽吹き 東長江 | ▼子葉 | |
▼2012年4月14日 芽吹き 八雲 | ▼側小葉が2裂する。 | |