ツルニガクサ(蔓苦草)

多年草
日本全土の山地の木陰に生える。茎は高さ20〜40cmになる。地下に細長い走出枝を出す。葉は長さ1〜2cmの葉柄があり、長楕円形で長さ4〜10cm、全面に腺毛がある。花序は長さ3〜5cm、密に淡紅色の唇形花をつける。花冠は長さ8〜10mm。下唇は長くつきでる。上唇はごく小さい。雄しべは4個。萼は全面に腺毛があり、5裂する。花期は7〜9月。(山に咲く花)
学名は、Teucrium viscidum var. miquelianum
シソ科ニガクサ属
花のよく似たニガクサは萼に腺毛はなく、短毛がある。



▼2012年8月8日 大東▼萼や花軸、花柄に腺毛がある。

ツルニガクサ花

ツルニガクサ花

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ

ツルニガクサ




▼2012年7月28日 上本庄▼萼や花軸、花柄に腺毛がある。

ツルニガクサ花序

ツルニガクサ花

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ花

ツルニガクサ雌しべ

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ

▼2012年7月21日 鹿島

ツルニガクサ花

ツルニガクサ花

ツルニガクサ花

▼萼に腺毛が密生する。▼花軸、花柄にも腺毛が密生する。

ツルニガクサ花

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ花軸

▼花柄や萼の腺毛。

ツルニガクサ花柄

ツルニガクサ花序

ツルニガクサ花序

▼表面に短毛がある。

ツルニガクサ葉

ツルニガクサ葉

ツルニガクサ葉

▼裏面の脈上に短毛がある。

ツルニガクサ葉裏面

ツルニガクサ葉裏面

ツルニガクサ茎

ツルニガクサ

ツルニガクサ

ツルニガクサ

▼2013年8月26日 果実 島根▼苞や花軸に腺毛がある。

ツルニガクサ果実

ツルニガクサ果実

ツルニガクサ

▼果実を包んだ萼は先がすぼむ。▼萼は長さ約3.7mm。▼萼に腺毛がある。

ツルニガクサ萼

ツルニガクサ

ツルニガクサ萼

▼萼の中に分果がある。▼4個の分果がある。

ツルニガクサ果実

ツルニガクサ

ツルニガクサ

▼分果は長さ約1.3mm。▼分果の腹面(左)と背面。

ツルニガクサ

ツルニガクサ

ツルニガクサ

ツルニガクサ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑