落葉つる性木本 本州〜九州の山地の林内や林縁に生える。枝ははじめは褐色の軟毛が密生するが、のちに無毛。葉は互生。葉身は長さ6〜10cm、幅4〜7cmの楕円形〜広卵形。厚い革質で、ふちには刺状の鋸歯がある。裏面の脈上にはかたい毛が生える。葉柄は長さ2〜8cmで淡紅色を帯び、かたい毛と軟毛がある。上部の葉腋に白い花を下向きにつける。花は直径1〜1.5cm。花弁と萼片は5個。葯は黒紫色。両性花の花柱は線形で多数あり、放射状に開出する。果実は液果。長さ2〜2.5cmの広楕円形、10〜11月に緑黄色に熟す。種子は多数あり、長さ2mmほどの楕円形。花期は5〜7月。 冬芽は、隠芽。隆起した葉枕に隠れている。(樹に咲く花) 学名は、Actinidia arguta マタタビ科マタタビ属 葉裏が粉白色のものをウラジロマタタビといい、関東以西〜九州に分布する。樹皮は褐色を帯び、表面は粗く繊維質。 サルナシの樹皮は灰白色で、滑らかで薄くはがれる。 |
▼2013年6月23日 宍道 | ||
▼脈上に硬い毛がある。 | ||
▼2008年8月2日 八雲 | ||
▼2008年3月15日 冬芽 枕木山 | ||