多年草。 北海道〜九州の日当たりのよい山野にごくふつうに見られる。高さ0.6〜1m。根元から長い匐枝をだし、先端に新苗をつくる。茎の下部には白い粗毛が多いが、上部では少ない。葉は対生し、長さ3〜15cm。多くは羽状に分裂し、裂片は卵状長楕円形で頂裂片が最も大きい。花は白色で、散房状に多数つく。果実はそう果、長さ約3mmの倒卵形で、小苞が大きくなって、果実を取り巻き、うちわのような翼になる。花期は8〜10月。(野に咲く花) 学名は、Patrinia villosa スイカズラ科オミナエシ属 オトコエシ種内における高次倍数体間の交雑によるものとして、オトコオミナエシがあり、黄花や白花が混在する。 仲間のオミナエシは匍匐枝を出さず、地下茎で増え、花は黄色。 |
▼2012年11月10日 宍道 | ▼花序の節ごとに苞葉がある。 | |
▼花序の節に苞葉が対生してつく。 | ▼花の下の子房に接して小苞がつく。 | |
▼雄しべは4個、雌しべは1個。 | ▼花は直径約6mm。 | ▼花の下の子房に接して小苞がつく。 |
▼子房の下部に接して小苞がつく。 | ▼果実の成熟とともに小苞が翼状に大きくなる。 | |
▼根生葉。 | ||
▼茎の途中の葉腋から匐枝を出している。 | ||
▼一度切られた茎から出た枝で、時期が遅くなったためか、正常でない花序を出している。 | ▼小苞?が大きな葉状になっている。 | |
▼小苞?が大きな葉状になっている。 | ||
▼切れ込みのある根生葉。 | ||
▼2020年8月15日 長海 | ||
▼幼株 | ||
▼2020年6月16日 長海 | ||
▼2009年8月29日 枕木山 | ||
▼2006年9月24日 葉が深裂しないタイプ 宍道 | ||
▼2005年8月14日 八十山 | ||
▼2007年8月26日 玉湯 | ▼2004年8月12日 上東川津 | |
▼2003年8月16日 東出雲 | ||
▼2004年9月11日 朝日山 | ▼羽状に深裂する葉 | |
▼2015年7月29日 島根 | ||
▼2013年1月12日 果実 玉湯 | ||
▼小苞は直径約6mm。 | ▼翼状の小苞の上に果実が乗っている。 | |
▼小苞と果実を分離した。 | ▼果実は長さ約2mm。 | ▼果実の側面。下部に皿状のものがある。 |
▼果実の先端部分、下に皿状部分。 | ▼果実の横断面、子房の1室のみが結実、皿状部分に種子があり、他は膨らんだまま残る。 | |
▼種子は長さ約2mm。 | ▼種子の反対側。 | ▼種子の側面。 |
▼2011年11月26日 果実 玉湯 | ||
▼2010年11月6日 果実 東長江 | ||
▼2012年11月3日 果実 宍道 | ▼果実は小苞の上にあるだけで合着していない。 | |
▼果実の下部に皿状の小苞がある。 | ||
▼2012年10月29日 果実 玉湯 | ▼果実に翼があるように見える。 | ▼果実は丸い小苞の上に乗っている。 |
▼まだ小さな小苞が見える。 | ▼直径約6mmの小苞が果実を取り巻く。 | |
▼果実はそう果、長さ約3mm。 | ▼裏面。 | ▼そう果の中の種子は長さ約2.5mm。 |
▼虫えい オトコエシミフクレフシ | ▼直径約1.5cm。 | |
▼横断面。幼虫が入っている。 | ||
▼2006年10月22日 果実 玉湯 | ▼虫えい オトコエシミフクレフシ | |
▼横断面。幼虫が入っている。 | ||
▼2005年9月10日 八雲 道路法面に生えていたが、高さが2m近くあるようだ。 | ||
▼2011年8月3日 幼株 東長江 | ||
▼匐枝で幼苗がつながる。 | ||
▼2011年6月23日 東長江 | ||
▼匐枝をだし、先端に新苗ができる。 | ||
▼2009年9月5日 幼苗 玉湯 | ▼匐枝をだし、先端に新苗ができる。 | |
▼2011年5月14日 幼苗 宍道 | ||
▼2015年4月2日 幼苗 玉湯 | ||
▼2011年5月20日 幼苗 島根 | ||
▼2011年4月29日 幼苗 島根 | ||
▼2008年7月13日 幼苗 八雲 | ||