越年草 ヨーロッパ原産。水田の裏作、畑地、草地、荒れ地、道端など、全国至るところに生える。茎は直立〜斜上し株になって高さ10〜30cm。腺毛が多く、いくらか粘った感じがする。葉は対生、やや淡緑色、一般に幅が広い。花柄は萼片と同長かまたは短い。種子繁殖する。秋に発生する。花期は3〜5月。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Cerastium glomeratum ナデシコ科ミミナグサ属 よく似たミミナグサは花柄が萼片より長い。またミミナグサは、萼片と花弁の長さがほとんど同じで、花が閉じたとき花弁が隠れる。種子は長さ約0.8mm。 オランダミミナグサは萼片の方が短いので、花弁がはみでる。種子は長さ約0.5mm。 |
▼2014年3月31日 鹿島 | ▼花弁は2浅裂し、柱頭は5裂する。 | |
▼軟毛と腺毛がある。 | ▼熟した果実は萼の半長程度伸び出す。 | ▼熟すと先端が10裂し種子が出る。 |
▼果時には果柄が伸び下を向く。 | ▼閉じた花の花弁が萼より長い。 | ▼花は長さ約7mm、花柄は約2mmと短い。 |
▼花は直径約8mm。 | ▼果柄は約4mmと長くなる。 | |
▼萼を除いた果実、長さ約7mm。 | ▼種子は0.5〜0.6mm | |
▼種子は長さ約0.55mm | ▼種子は長さ約0.63mm。ミミナグサ(0.8mm)より小さい。 | |
▼ミミナグサの種子との比較。 | ▼葉の両面に立毛がある。 | ▼葉は長さ約2cm。 |
▼茎には開出する毛と腺毛がある。 | ||
▼2013年4月4日 袖師 | ||
▼高さが2cm程度の小さなままで結実している。 | ||
▼2011年4月23日 玉湯 | 雌しべの柱頭は5裂する。 | ▼花弁を一部除く。花弁が萼より長い。 |
▼果実 | ▼先端が裂開した果実。萼の半長程度伸び出る。 萼に腺毛がある。 | |
▼閉じた萼の先から花弁が長く出る。 | ||
▼2005年4月2日 八雲 | ▼花柱が5裂し、雄しべが10本ある。 | |
▼2012年3月14日 東忌部 | ▼花柄は萼片より短い。 | |
▼軟毛と腺毛がある。 | ▼葉は対生し、茎は暗紫色を帯ない。 | |
▼葉の表裏とも毛が多い。 | ||
▼2003年9月23日 乃白 | ||
▼2004年2月21日 大草 | ▼花柄は短い。 | |
▼2013年3月11日 果実 千鳥 | ▼裂けた果実。萼の半長程度が萼からとびだす。 | |
▼果実は長さ約5mm。 | ▼裂けた果実、長さ約7mm。 | ▼種子は長さ約0.7mm。 |
▼種子は長さ約0.7mm。 | ||
▼2012年5月12日 裂開した果実 玉湯 | ▼果実の先端が10裂し開く。 | ▼裂開前の果実。 |
▼裂開した果実は、長さ約8mm。 | ▼種子は直径約0.5mm。 | 種子の表面には小突起がある。 |
▼2007年2月4日 幼株 城山公園 | ||
花がまばらで、ミミナグサと紛らわしい。萼と花弁・果実の長さの比率、種子の大きさなどからオランダミミナグサとした。 | ||
▼2013年4月1日 八雲 | ▼果実、花柄が長い個体。 | ▼果実が熟し、先端が裂ける。 |
▼未熟な果実は長さ約5mm。 | ▼熟した果実は長さ約9mm。 | |
▼種子は長さ0.6mm。 | ||