クロマツ(黒松)

常緑高木
本州〜九州の日当たりのよい海岸の砂浜や岩上などに生える。砂浜に続く海岸に多い。高さ25m、直径1.5mに達する。若いうちは円錐形、大きくなると樹冠が広がり、傘形になる。樹皮は灰黒色。亀甲状に深く割れる。若い枝は黄褐色。葉は2葉性。長さ10〜15cm、横断面は半円形で幅1.5〜2mm。あまり光沢のない緑色で、先端はとがり、にぎると痛い。葉は枝に3年ほどつき、のちに落ちる。雌雄同株。雄花は新枝の基部に多数つき、長さ1.5〜2cmの楕円形。雌花は新枝の先端に2個ほどつくつく。果実は球果。長さ4〜6cmの卵形で褐色。開花後2年かかって熟す。種鱗はくさび形。種子は長さ5〜6mm、長さ1.5cmほどの翼があり、風にとばされる。古い球果はしばらく枝に残る。花期は5月頃。(樹に咲く花)
学名は、Pinus thunbergii
マツ科マツ属
仲間にアカマツがある。



▼2013年5月9日 雌花 西谷▼雌花は新枝の先端に2個つく。

クロマツ雌花

クロマツ雌花

クロマツオ雌花

▼雌花は長さ約6mm。▼雄花は新枝の基部につく。

クロマツ雌花

クロマツ

クロマツオ雄花

▼雄花は長さ約1.5cm。▼葉は2葉性、握ると痛い。

クロマツオ雄花

クロマツ

クロマツ葉

クロマツ樹皮

クロマツオ




▼2008年5月4日 雄花 玉湯▼雌花

クロマツ雄花

クロマツオ雄花

クロマツ雌花

▼2004年4月18日 雄花 植栽 白潟公園

クロマツ雄花

クロマツ雄花

▼2015年4月8日 新芽 東出雲▼新芽についた雄花の蕾。

クロマツ新芽

クロマツ新芽

クロマツ雄花蕾

▼葉先は鋭く、触ると痛い。▼葉は2葉性。長さ約12cm。

クロマツ

クロマツ葉

クロマツ葉

クロマツ

▼2013年3月19日 冬芽と果実 東持田▼去年開花した果実。

クロマツ冬芽果実

クロマツ果実

クロマツ冬芽

▼一昨年開花した果実▼種鱗の間に残っていた種子。▼翼のある種子が2個ついている。

クロマツ果実

クロマツ種子

クロマツ種子

▼翼は長さ約2cm。▼種子が見えている。

クロマツ種子

クロマツ種子

クロマツ種子

▼種子は裏側にある。▼種子は長さ5.5〜6mm。

クロマツ種子

クロマツ種子

クロマツ種子

クロマツ種子

クロマツ葉

クロマツ葉

クロマツ樹皮

クロマツ

▼2006年3月11日 冬芽 東忌部▼冬芽と去年の果実。

クロマツ冬芽

クロマツ冬芽

クロマツ樹皮

クロマツ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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