多年草 北海道〜九州の池沼などの湿地に多い。植物体は叢生し、ときに短い横走根茎を持つ。稈は高さ50〜120cm、横断面は鋭3稜形、平滑、濃緑色。花序は側生し、無柄の小穂が4〜20個集まって頭状をなす。苞葉の葉身は稈に続き、長さ3〜10cm、斜上する。小穂は長卵形、長さ1〜2cm、鋭頭、淡緑色。鱗片は密に圧着し、卵形、長さ4〜5mm、上部の縁はざらつく。葯は線形で長さ約2.5mm。そう果は広倒卵形長さ2〜2.5mm、横断面は扁3稜形。刺針状花被片は5〜6本、長さはそう果の1.5〜2倍、下向きにざらつく。柱頭は3個。花期は7〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Schoenoplectus triangulatus カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属 よく似たサンカクイは、花序に柄がある。 |
▼2015年10月10日 大東 | ▼小穂には柄がない。 | |
▼小穂は長さ約15mm。 | ▼柱頭は3岐する。 | ▼鱗片は長さ約5.5mm、先は短い芒となる。 |
▼鱗片の上縁に歯牙状の突起が並ぶ。 | ▼刺針状花被片は果実の長さの2倍程度。 | ▼刺針状花被片には下向きの刺がある。 |
▼果実は長さ約2.2mm。 | ▼茎は鋭3稜形。 | ▼茎の横断面。 |
▼茎の縦断面。 | ||
▼茎の高さは約1m。 | ||
▼2012年9月20日 東出雲 | ▼小穂には柄がない。 | |
▼茎の先に短い苞がつく。 | ▼小穂は長さ約1.8mm。 | ▼果実は長さ約2mm。 |
▼刺針状花被片は果実より長く、刺がある。 | ▼柱頭は3岐する。 | |
▼茎の横断面。鋭い3稜がある。 | ▼茎の縦断面。 | |
▼2005年7月10日 東忌部 | ||
▼2006年8月14日 東忌部 | ||