ホウキギク(箒菊)

1年草
北アメリカ原産で、明治末期に大阪で発見された。現在では各地に雑草化している。茎はよく分枝し、高さ0.5〜1.2mになる。葉は基部から先端までほぼ同じ幅の線形で、基部は少し茎を抱く。頭花は直径5〜6mm。舌状花は白色、まれに淡紫色。冠毛は筒状花より長い。花が終わると冠毛はさらにのびて総苞の外につきでる。花期は8〜10月。(野に咲く花)
学名は、Symphyotrichum subulatum
キク科ホウキギク属
よく似たヒロハホウキギクは次の点で区別される。
・ヒロハの特徴として、
 1 頭花の直径は、7〜9mm。(ホウキは5〜6mm)
 2 葉の幅は0.8-2.5cm。(ホウキは0.5〜1.0cm)
 3 花序の枝は60°〜90°(ホウキは30°〜60°)で出開。
 4 ヒロハは筒状花の冠毛が花筒より短い。
他に花が1cm以上あるオオホウキギクがある。



▼2014年10月1日 大井▼冠毛が見えている。▼花は直径約6mm。

ホウキギク花

ホウキギク花

ホウキギク花

▼冠毛が筒状花より長い。

ホウキギク花

ホウキギク花

ホウキギク花

▼葉の基部から先まで同幅。

ホウキギク冠毛

ホウキギク冠毛

ホウキギク葉

▼下部の葉(左)〜上部の葉(右)▼葉の基部はやや茎を抱く。

ホウキギク葉

ホウキギク茎

ホウキギク

ホウキギク




▼2014年9月11日 東長江▼冠毛が見える。▼花は長さ約7mm。

ホウキギク花

ホウキギク花

ホウキギク花

▼花は直径約5mm。▼冠毛は筒状花より長い。▼舌状花の冠毛。

ホウキギク花

ホウキギク花

ホウキギク花

▼筒状花の冠毛。▼果実の冠毛。

ホウキギク花

ホウキギク果実冠毛

ホウキギク果実冠毛

▼冠毛は長さ約6mm。▼果実は長さ約1.8mm。▼果実には上向きの毛がある。

ホウキギク果実冠毛

ホウキギク果実

ホウキギク果実

▼冠毛には上向きの刺がある。▼葉の基部から先までほぼ同幅。▼葉は茎を抱く。

ホウキギク冠毛

ホウキギク葉

ホウキギク茎

ホウキギク花序

ホウキギク

▼2005年9月24日 玉湯▼冠毛が花筒より長い。▼葉が細く等幅。

ホウキギク花

ホウキギク花

ホウキギク葉

▼葉の基部は茎を抱く。
▼枝の開出角度が狭い。

ホウキギク茎

ホウキギク

ホウキギク

▼2005年9月10日 乃白▼葉が細く、同じ幅が続く。

ホウキギク花

ホウキギク

ホウキギク

▼枝の開出角度が狭い。

ホウキギク

ホウキギク

▼2005年9月10日 八雲▼冠毛が筒状花より長い。▼葉が細い

ホウキギク

ホウキギク

ホウキギク

▼枝の開出角度が狭い

ホウキギク

▼2010年7月18日 大井

ホウキギク

ホウキギク

ホウキギク

ホウキギク

▼2010年5月4日 種名 不明 一度刈られたために、花期を間違えたのか。 末次

ホウキギク

ホウキギク

ホウキギク



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