ヒロハホウキギク(広葉箒菊)

1年草
北アメリカ原産で、ホウキギクの基本種。1960年代に北九州で気づかれ、現在では本州の中部以西の各地に広がり、ところによってはホウキギクより多い。ホウキギクに似ているが、枝が横に広がり、頭花は直径7〜9mmと大きく、葉は幅が広く、先端がとがり、基部は茎を抱かない。冠毛は筒状花より短い。花期は8〜10月。(野に咲く花)
学名は、Symphyotrichum subulatum var. squamatum
キク科ホウキギク属
よく似たホウキギクは次の点で区別される。
・ヒロハの特徴として、
 1 頭花の直径は、7〜9mm。(ホウキは5〜6mm)
 2 葉の幅は0.8-2.5cm。(ホウキは0.5〜1.0cm)
 3 花序の枝は60°〜90°(ホウキは30°〜60°)で出開。
 4 ヒロハは筒状花の冠毛が花筒より短い。
他に花が1cm以上あるオオホウキギクがある。



▼2014年8月18日 鹿島

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク花

▼総苞の長さ約6mm。▼花は直径約8mm、冠毛は目立たない。

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク花

▼舌状花(上)と筒状花(下)。▼冠毛は筒状花より短い。筒状花は子房を含め長さ約5mm。

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク花

ヒロハホウキギク葉

▼葉は中央部が広くなる。▼葉は長さ約16cm、幅約1.5cm。▼葉の裏面。

ヒロハホウキギク葉

ヒロハホウキギク葉

ヒロハホウキギク葉裏面

▼葉の基部はやや茎を抱く。

ヒロハホウキギク茎

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク




▼2010年10月27日 玉湯▼花終に花弁が外に巻き込む。

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

▼2005年8月20日 八雲▼葉は中央部が広くなる。▼枝の開出角度が大きい。

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

▼2006年10月22日 宍道 葉の広さ、冠毛の長さからヒロハとするが、枝の分岐状態はホウキギクを思わせる。

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

▼2005年8月28日 乃白

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

▼2004年8月28日 乃白

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク

▼2003年9月23日 乃白

ヒロハホウキギク

ヒロハホウキギク



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