ヒメクラマゴケ(姫鞍馬苔)

常緑シダ植物
近畿以西〜九州の低山のやや向陽の斜面や岩上に群生する。茎は秋から春の匍匐茎と夏から秋に胞子嚢穂をつける直立茎とに分かれる。匍匐茎の腹葉は卵形の鋭頭〜鈍頭(おにぎり状三角形)、細鋸歯縁でやや密に開出してつく。背葉は狭卵形の鋭尖頭、細鋸歯縁で先端は長く伸びて反りかえり、交互にまばらにつく。直立茎の主軸は太く、まばらに側枝をだして葉をつける。胞子葉は、腹側のものは小さく先端が細長く伸び、背側のものは大きく鋭尖頭となる2形で、先端に胞子嚢穂を頂生し、他の部分と区別できる。匍匐茎は晩秋に紅葉する。
同じ仲間にクラマゴケ、タチクラマゴケなどがあるが見分けが難しい。
学名は、Selaginella heterostachys
イワヒバ科イワヒバ属


2013年1月31日 八雲
ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ
胞子嚢穂は長さ約1.2cm。背面。腹面。
ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ
胞子嚢穂背面の拡大。側枝の腹葉。腹葉と背葉。
ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ
腹葉と背葉の拡大。腹葉の縁に鋸歯がある。腹葉は長さ約1.5mm。
ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ ヒメクラマゴケ
背葉は長さ約0.7mm。背葉の拡大。縁に鋸歯がある。胞子嚢穂のある主茎の腹葉。
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胞子嚢穂のある茎。胞子嚢穂のない茎。
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ヒメクラマゴケ



2012年7月21日 東持田胞子嚢穂
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胞子嚢穂は長さ約4mm。(背面)胞子嚢穂(腹面)胞子葉の基部に胞子嚢がある。
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胞子嚢(0.5mm)と胞子(0.25mm)。腹葉はおにぎり状の三角形。
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腹葉は長さ約2mm、背葉は1.5mm。腹葉の辺縁に細鋸歯がある。背葉の先端は尖り、細鋸歯がある。
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