ヒメコウガイゼキショウ(姫笄石菖)

1年草
全国各地の湿った畑や道端等に生える。茎は叢生し高さ8〜30cm、葉は細くやや扁平で溝があり、茎よりは短い。花はまばらに凹集散花序につき、苞は葉状で花序の枝より短い。小苞は卵形、白膜質で長さ約1.5mm。花被片は披針形、鋭尖頭、中肋部は淡緑色でふちは広く白膜質、外片3個は長さ4〜5mm、内片3個は少し短い。雄しべは6個、葯は花糸の1/2〜1/3。果実は3稜状長楕円形で褐色、光沢があり、花被片より少し短い。種子は長さ約0.6mm、鉄さび色。花期は6〜9月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Juncus bufonius
イグサ科イグサ属
最近、部分帰化とみなされるものが各地の宅地、荒地、河川敷で見られるという。
クサイに似るがクサイはより大型で、花序の最下苞が花序より長く、内花被片と外花被片がほぼ同長。



▼2015年5月21日 打出▼花が枝にまばらにつく。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼外花被片が8.5mmあるもの。▼外花被片は長さ約4.5mm。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼小苞は卵形、長さ約2mm。▼花被片の中に果実がある。▼果実は長さ約3mm。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼1果実に入っていた種子、約70個。▼種子は長さ約0.3mm。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼苞は短い。▼葉は茎より短い。▼葉は細く偏平で上面に溝がある。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼葉は幅約0.5mm、上面の溝。▼葉鞘は筒状にならない。▼茎は長さ約15cm。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼路肩に密生している。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ



▼2014年5月22日 果実 平成

ヒメコウガイゼキショウ果序

ヒメコウガイゼキショウ果実

ヒメコウガイゼキショウ果序

▼果実は花被片より短い。▼外花被片は長さ約6mm、内花被片は少し短い。▼果実は長楕円形、長さ約4mm。

ヒメコウガイゼキショウ果実

ヒメコウガイゼキショウ果実

ヒメコウガイゼキショウ果実

▼果実の縦断面、3室ある。▼1個の果実に入っていた種子、78個。

ヒメコウガイゼキショウ果実

ヒメコウガイゼキショウ種子

ヒメコウガイゼキショウ種子

▼種子は長さ0.4〜0.5mm。▼網状の模様がある。▼最下の苞は花序より短い。

ヒメコウガイゼキショウ種子

ヒメコウガイゼキショウ種子

ヒメコウガイゼキショウ果序

▼草丈は約11cm。

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

▼2020年5月23日 西川津

ヒメコウガイゼキショウ果序

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ

ヒメコウガイゼキショウ



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