アレチギシギシ(荒地羊蹄)

多年草
ヨーロッパ原産。明治時代に渡来し、本州中部にふつうに見られる。道ばたや川岸、鉄道沿いなどに生え、高さ0.4〜1.2mになる。ほかのギシギシ類に比べてほっそりしている。葉は長さ10〜20cmの長楕円形〜披針形で、基部は円形〜浅い心形。ふちは細かく波打つ。花は間隔をおいて輪生状につくので、花序はまばらに見える。花のあと内花被片は翼状になり、中央部のこぶ状の突起が大きく、よく目立つ。花期は6〜10月。(野に咲く花)
学名は、Rumex conglomeratus
タデ科ギシギシ属
似たものの比較。



▼2015年5月21日 玉湯▼雄しべは6個ある。

アレチギシギシ花

アレチギシギシ花

アレチギシギシ

▼花は長さ約2.5mm、直径2.5mm。▼雄しべ除いた。外花被片3個、内花被片3個。▼内花被片の中に子房がある。

アレチギシギシ花

アレチギシギシ花

アレチギシギシ

▼3個の柱頭をつけた子房。▼子房は長さ約0.7mm、3稜形。

アレチギシギシ

アレチギシギシ

アレチギシギシ

▼花は間隔を開けて輪生状につく。▼上部の葉にも葉柄がある。▼下部の葉。

アレチギシギシ

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

▼上部の葉(上)〜下部の葉(下)▼下部の葉の葉身は長さ約16cm、基部は浅い心形。

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉裏面

▼花期に根生葉はない。

アレチギシギシ

アレチギシギシ




▼2011年6月4日 浜乃木

アレチギシギシ花

アレチギシギシ花

アレチギシギシ花

アレチギシギシ

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉裏面

アレチギシギシ茎

アレチギシギシ葉

▼2015年6月4日 果実 浜乃木▼内花被片に比して大きく白い瘤体が目立つ。

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果序

アレチギシギシ果序

アレチギシギシ果序

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

▼果実を包む内花被片は長さ2.3mm。▼内花被片は全縁、瘤体が大きい。▼外花被片は小さく残る。

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

▼瘤体は3内花被片ともに発達する。(裏側)▼内花被片に包まれた果実。

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

▼果実は3稜形で、長さ約1.8mm。▼果実の先端に3個の柱頭が残る。

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ

アレチギシギシ

アレチギシギシ

2012年6月25日 果実 玉湯▼内花被片は長さ約2.5mm、粒体は約1.4mm。▼3個の粒体は、ほぼ同大。

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果序

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

▼下部の葉は基部が心形、葉柄がある。

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ茎

▼花穂は細く、まばらに花序がつく。

アレチギシギシ

アレチギシギシ

アレチギシギシ

アレチギシギシ

アレチギシギシ

▼2005年6月19日 果実 こぶ状突起が大きい。 玉湯

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果実

アレチギシギシ果序

▼2011年5月7日 蕾 西嫁島▼花はまばらにつく。

アレチギシギシ蕾

アレチギシギシ蕾

アレチギシギシ蕾

▼葉の縁は細かく波打つ。▼葉の基部は茎を抱かない。

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉柄

アレチギシギシ葉

▼葉の基部は円形〜浅い心形。

アレチギシギシ茎

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ

アレチギシギシ

▼2005年5月22日 蕾 上乃木

アレチギシギシ蕾

アレチギシギシ蕾

アレチギシギシ葉

▼葉の基部は浅い心形、縁は細かく波打つ。

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ

▼2013年4月4日 若葉 嫁島▼葉の縁は波打つ。▼葉の基部は浅い心形。

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ葉

アレチギシギシ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑