2021-9-25 松江の神社を訪ねる その44

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2021年9月25日(土) 松江の神社を訪ねる その44 玉湯町

 今日は、玉湯町の神社や跡地を訪ねることにしました。

 湯町の八幡宮に合祀されている、杉谷神社、若宮神社、恵美須神社のうち、前2社は面白にあったということで、八幡宮の東になる面白谷を訪ねました。最初に尋ねた家から何人かに聞いていただき、「若宮神社は今では荒神を祀っている。杉谷神社は山陰道宍道湖SAの西側の谷を杉谷というので、その辺りにあったのではないか。」とわかりました。
 恵美須神社は、玉湯町史によると、湯町字町並945にあって、国鉄敷地になったために移転したということです。番地を調べると、バス停「玉造温泉駅入口」から駅に向かって入ったところ辺りのようです。この駅への進入路の買収により移転したと思われます。

 玉作湯神社に合祀されている稲荷神社は、旧社地が玉造字天神免1017となっており、この地番は玉湯川を挟んだ向かい側の「出雲玉造ふれあい公園」の所在地ですが、公園のどの辺りにあったかは不明です。(後日、玉作湯神社で訪ねると、上の公園内ではなく、石段の下付近にあったとのことでした。)

 日速神社に合祀されている速日神社と小丸山神社の跡地を尋ねて、大谷へ向かいました。速日神社の近くで尋ねると、「日速さんは、もう一つ奥の集落にあったのではないか。」ということで、奥大谷まで上がってみました。集落入口の家で尋ねると、この道を上がったまだ奥にある。」ということで、さらに上がったところで尋ねると、「向かいの丘の上の歳徳神の前から上がったところにある。またここの森の中にも何かがある。」とのことでした。

 森の中へ上がってみると、建物があり、中には仏像がたくさん祀られていました。一枚あった棟札を見ると、毘沙門堂のようです。境内には3個の石碑が並べてあり、「多久火大権現、一畑薬師如来、大山智明大権現」と刻まれていました。
 速日神社の跡地へ上がってみると、小さいながらも社殿が立っており、立派な龍の彫り物がありました。

 草刈り中の方に尋ねると、「日速神社に合祀後、地区で伝染病が流行り、氏神様を粗末にするからだと、再度社殿を作って祀ったようだ。また、あの毘沙門堂の所にある石碑は、それぞれ山の上にあったものだが、お祭りするのも大変なので、境内に移した。」とのことでした。

 松江の神社

杉谷神社跡

若宮神社跡

恵美須神社神社跡

玉湯町面白谷
杉谷神社跡
玉湯町面白谷
若宮神社跡
玉湯町湯町
恵美須神社跡

稲荷神社跡

多久火大権現

速日神社

玉湯町玉造
稲荷神社跡
玉湯町奥大谷
多久火大権現
玉湯町奥大谷
速日神社

小丸山神社跡

玉湯町中大谷
小丸山神社跡




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