2020-4-27 玉湯町玉造〜金刀比羅宮・烏天狗〜西忌部町堂廻への旧道 |
2020年4月27(月) | 玉湯町玉造〜金刀比羅宮・烏天狗〜西忌部町堂廻への旧道 |
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今日は、玉湯町玉造から烏天狗があるという金刀比羅宮を訪ね、そこから西忌部町堂廻への旧道、また布志名への旧道の入り口や西忌部町から玉造への鉄塔巡視路を歩いてみることにしました。 |
西忌部町 ノダフジ(芽吹き) |
西忌部町 アカシデ(若葉) |
西忌部町 アワブキ(芽吹き) |
玉湯町 イヌビワ(托葉) |
2020年4月27日(月) | 玉湯町玉造〜金刀比羅宮・烏天狗 |
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旧版地形図で玉造からの旧道を調べていると、玉作湯神社から上がった山の上に鳥居のマークが有り、ネットを調べてみました。現在の地図には表記がありませんが、金刀比羅宮といい、烏天狗や不動明王の石像があるとのことなので、上がってみることにしました。 玉作湯神社で作業をしている方に聞いてみると、「今は上る人もいないので、道は荒れていると思う。」とのことでした。 玉作湯神社の一の鳥居をくぐり、二の鳥居の右横から上がって行く道があります。2分ほど進むと、石段と作業道らしい道が別れていますが、どちらも同じ場所へ続いています。神社裏山の要害山城跡への案内標識を左手に見て、直進します。同じ場所の右の道端の草むらに「烏天狗」の案内標識があり、矢印が直進を示しています。その先に建物があり、その手前から左へ径が別れて竹林へと向かいます。竹林の手前に「一の平」を指し示す標識があり、その標識を横に見て竹林へ直進します。 神社で聞いた様子とは異なり、きれいな広い径が竹林を上がって行き、2分ほどで竹林を抜け、木々の間の斜面の径を5分ほど上がって行くと、十字路があります。(後ほど、確認すると左折すると、西忌部町への旧道で、右折すると麓の清巌寺の近くへ下りました。) 十字路を直進するとすぐ、石段のある急坂になり、石段の上部で左折すると、神社への階段があります。石の階段の下の方は少し笹がはえて、あまり訪れる人のいないことを物語っています。石段を上がると古い狛犬があり、その脇の石灯籠には、「天明二壬寅」(1782)と刻まれていました。またその横には不動明王の石像があり、その台座には「萬延二年辛酉三月、幸八作」(1861)とありました。その奥に、拝殿と本殿があり、本殿の中に石造りの社が納められていました。これが金刀比羅宮で、その横の奥に大きな石の上に立っているのが烏天狗の石像でした。 ネットの情報では、「800年前に開山された真言宗の寺だったようだが、廃仏毀釈により神社となった。」ようです。 帰りに、途中(9:45)にあった十字路から西へ下ってみました。はっきりした径があり、3分ほど下がった道路脇の斜面の上に、5角形の石柱があり、天照大神などが刻まれていました。これは、社日信仰によるもので、石柱の各面には「天照大神、大己貴命、稲倉魂命、埴安媛命、少彦名命」が刻まれています。さらに下がっていくと、民家裏の擁壁の上に出て、擁壁の間から清巌寺の墓地の近くへ下りてきました。 神社で聞いたのとは違い、道がきれいだったのは、この道が鉄塔の巡視路のためではないかと思われます。神社の石段の前からは、次の鉄塔への巡視路が伸びていました。 |
玉湯町玉造 9:32 玉作湯神社一の鳥居。 | 9:32 二の鳥居の右から道を上がる。 | 9:34 谷を上がって行く。 |
玉湯町玉造 9:36 「玉造要害山城跡」の標識前を直進する。 | 道端の草むらに案内標識がある。 | 9:37 建物の手前から左折する。 |
玉湯町玉造 9:37 左折の角に案内標識がある。 | 9:38 「一ノ平」の標識前を直進する。 | 9:39 竹林を上がって行く。 |
玉湯町玉造 9:39 案内標識がある。 | 9:40 竹林を抜け林間の斜面を上る。 | 9:41 急坂を上る。 |
玉湯町玉造 9:43 緩やかになる。 | 9:44 | 9:45 十字路があり、直進する。 |
玉湯町玉造 9:46 急坂に石段がある。 | 9:47 石段を上がる。 | 9:48 鉄塔巡視路の標識がある。 |
玉湯町玉造 9:49 階段の上から左折する。 | 9:50 石段がある。 | 9:50 石段の上に狛犬と拝殿が見える。 |
玉湯町玉造 石段上の右に石造りの不動明王像がある。 | 台座に「萬延二、幸八作」とある。 | 拝殿の右奥に烏天狗像がある。 |
玉湯町玉造 金刀比羅宮、本殿の中に石造りの社がある。 | 横から見た神社と烏天狗像。 | 大きな石の上に烏天狗像がある。 |
烏天狗像 | ||
古い狛犬 | 昭和22年の地形図には神社マークがある。 |
玉湯町玉造 16:16 十字路から西へ下ってみる。 |
16:17 しっかりした踏み跡が下がっている。 |
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玉湯町玉造 16:19 道路脇斜面の上に石柱がある。 |
「天照大神 社日」などと刻まれた地神塔 |
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玉湯町玉造 16:21 |
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16:24 竹が多くなる。 |
玉湯町玉造 16:25 |
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16:27 山を下りると草が多くなる。 |
玉湯町玉造 16:28 斜面の上のフェンス脇を下がる。 |
16:29 |
16:30 擁壁の上に出てきた。 |
玉湯町玉造 16:30 下りてきた斜面を振り返る。 |
16:31 民家の間から県道へ出る。 |
16:32 電柱脇の路地から出てきた。 |
玉湯町玉造 16:33 清巌寺裏山に金刀比羅宮はある。 |
2020年4月27日(月) | 玉湯町玉造〜西忌部町堂廻への旧道を探す |
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旧版地形図にある玉造の玉作湯神社から山を越え、現在の林道一崎柳原線と交差し、西忌部町堂廻へ至る旧道を歩いてみようと思いました。 山の上にある金刀比羅宮への径の途中から東へ向かって山を越えるようですが、最初は神社への径からの分岐がわかりませんでした。神社からたどれないかと、神社の後ろの林内へ入ると、U字形になった踏み跡が、東へ続いていました。4分ほど踏み跡をたどると、左右に続く径に出会いました。左の径に石段があるように見えるので、左へ上がってみました。1分ほど径を上がると小さな溜池があり、ぬかるんだ径が下がっていました。径は西へ曲がり2分ほど行くと、神社へ向かった時(9:45)の十字路に合流しました。 神社裏から下りた場所へ引き返す途中で、北へ曲がるところに東への分岐があることがわかりました。神社裏から下りたところへ引き返し、東へ伸びる径を確認しましたが、5分ほど行くと藪になってしまったので引き返しました。10:35の分岐が旧道になるだろうと、神社への径に再度引き返し、確認することにしました。 |
玉湯町玉造 10:21 神社の裏から林内へ入る。 | 10:22 U字形になった踏み跡がある。 | 10:25 左右に伸びる径に出会う。 |
玉湯町玉造 10:26 径に石段があるように見える。 | 10:26 | 10:27 小さな溜池があり、径が下る。 |
玉湯町玉造 10:29 | 10:30 竹が多い。 | 10:31 神社への径の十字路に出会う。 |
玉湯町玉造 10:31 神社への径から引き返す。 | 10:35 左への分岐がある。 | 10:40 神社裏から下りたところへ引き返した。 |
玉湯町玉造 10:42 東へ進んでみる。 | 10:45 藪になり、方向も違うので引き返す。 |
2020年4月27日(月) | 玉湯町玉造〜林道一崎柳原線〜西忌部町堂廻への旧道 |
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旧版地形図にある玉造の玉作湯神社から山を越え、現在の林道一崎柳原線と交差し、西忌部町堂廻へ至る旧道を歩きました。 金刀比羅宮への径の途中の十字路から左へ分岐し、3分ほど上がったところの分岐を直進します。左は鉄塔の巡視路です。径ははっきりしており、あまり荒れた感じはないので、最近でも使われているのかもしれません。小さな峠に上がり、4分ほど下がっていくと大きな岩があり、踏み跡が分かれていました。直進して尾根を下がってみましたが、方向が違ってくるので、分岐まで引き返し、左へと進みました。 ピークを周って隣の尾根に向かうルートですが、左へ周ったところからサルトリイバラや枝が伸び放題の藪になってきました。踏み跡は続いているので、5分ほど藪こぎをして、やっと藪を抜け出しました。この藪の径が旧道で間違いないと思われますが、藪を抜けたところで、尾根の植林地の境を下がってくる踏み跡があるので、現在はピークを越えてくる径があるのかもしれません。 藪を抜けたところから、植林地と雑木林の境の尾根に踏み跡がありますが、やがて踏み跡は不明になってしまいます。そのまま尾根を下がっていくと、急斜面になってしまうので、左へと斜面を下がると、笹薮が切り払われたところがあり、林道一崎柳原線との間の元耕作地へ下りてきました。 地図を確認すると、急斜面になる手前から、左へと下りていくのがルートのようです。 林道一崎柳原線を200mほど東へ下がると、南へ向かった谷に広い作業道らしい径があります。この径を10分ほど入っていくと、ウツギがたくさん生えた、畑の跡地のような場所に踏み跡が続いています。谷の奥まで入ると、踏み跡は不明になりますが、左の林内の谷を上がってみました。 谷の奥へ上がって行くと、斜面に踏み跡のようなものがあり、その上にU字形になった古い径がありました。3分ほど上がると峠になり、はっきりした径が下がっています。10分ほど支障もない広い径を下がっていくと、広い作業道に出会いました。作業道を下りていくと分岐があり、分岐の角の竹林の中に踏み跡が下がっており、旧道と思われました。踏み跡を谷へ下がっていくと、溜池の手前から藪となってしまい、引き返しました。 分岐へ引き返し、作業道を右へ曲がって行くと、4分ほどで民家の間から市道へ下りてきました。 |
玉湯町玉造 10:52 金刀比羅宮への径の十字路 | 十字路を左へ入る。 | 10:53 |
玉湯町玉造 10:55 分岐を直進する。 | 10:56 | 10:59 |
玉湯町玉造 11:02 はっきりした径が続いている。 | 11:05 | 11:06 小さな峠に上がる。 |
玉湯町玉造 11:09 植林地との境に径がある。 | 11:10 大きな岩の先で踏み跡が分岐する。 | 11:13 直進し尾根を下がる。 |
玉湯町玉造 11:15 方向が違うため、引き返す。 | 11:19 分岐へ引き返し、左へ曲がる。 | 11:25 藪がひどくなる。 |
西忌部町 11:30 やっと藪を抜けた。 | 11:33 植林との境の尾根を進む。 | 11:35 右に踏み跡がありそうだが尾根を進む。 |
西忌部町 11:38 踏み跡は不明になる。 | 11:42 植林地内を進む。 | 11:43 急斜面になってくる。 |
西忌部町 11:47 斜面を左へと回る。 | 11:48 急斜面から笹薮に下りる。 | 11:49 出てきた笹薮を振り返る。 |
西忌部町 11:50 林道から、下りてきた山を見る。 |
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西忌部町 12:04 林道一崎柳原線から谷の径を入る。 | 12:06 作業道なのか、広い径がある。 | 12:10 径が右へ曲がる。 |
西忌部町 12:10 山沿いに径が続く。 | 12:15 ウツギの林が続く。 | 12:421 広い荒れ地がある。 |
西忌部町 12:23 谷の左に径がある。 | 12:27 谷の奥から左の山へ入る。 | 12:29 植林地に踏み跡は見えない。 |
西忌部町 12:33 谷の奥から斜面へ上がる。 | 12:38 斜面に踏み跡がある。 | 12:39 U字形になった径が上がっている。 |
西忌部町 12:40 | 12:41 峠に上がった。 | 12:42 峠を越えて径は下る。 |
西忌部町 12:45 植林地の境を下がっていく。 | 12:45 左へ分岐があるが、直進する。 | 12:47 広い径が下がっていく。 |
西忌部町 12:50 | 12:51 | 12:55 広い作業道へ出てきた。 |
西忌部町 13:00 竹林の中を進む。 |
13:02 作業道が分岐する。 | 分岐の間の竹林に旧道らしき径がある。 |
西忌部町 13:08 谷の径は藪となって引き返す。 | 13:12 分岐に帰り直進する。 | 13:14 |
西忌部町 | 13:16 自然休養村への市道に出会う。 | |
昭和22年発行旧版地形図 |
2020年4月27日(月) | 西忌部町一崎〜玉湯町布志名への旧道の入り口 |
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2020年4月21日に歩いた一崎〜布志名への旧道の入り口を谷の作業道から入っていましたが、旧道は尾根を通っていたようなので、確認してみました。 市道から谷へ入ったところの右手の民家の入口から尾根に向かいました。民家の入口は、近年に車が入れるように削られているので、以前の入り口は定かではありませんが、入り口にある墓地の近くから入ってように思われます。 尾根の林内には広い径が続いており、一部踏み跡が不明になるところもありますが、15分ほどで玉造支線鉄塔No.3につきました。鉄塔からは4月21日に歩いて確認済みです。 農作業をしていた方(80歳)の話では、「昔は尾根に径があり、広い径があった。布志名から(へ)嫁いだお嫁さんも、普通の道は大回りになるので、尾根径を歩いて来ていた。」とのことでした。 |
西忌部町一崎 14:16 民家への入り口を上がる。 | 14:17 民家の手前から山へ入る。 | 14:19 林内に広い径がある。 |
西忌部町一崎 14:20 | 14:22 | 14:25 |
西忌部町一崎 14:26 | 14:29 | 14:30 |
西忌部町一崎 14:31 径に分岐がある。 | 14:31 巡視路の案内標識がある。 | 14:32 玉造支線鉄塔No.3 |
昭和22年発行旧版地形図 |
2020年4月27日(月) | 西忌部町一崎〜鉄塔巡視路〜玉湯町玉造 |
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布志名への旧道入り口を確認してから、鉄塔巡視路を歩いて、最初の出発地の玉造へ帰ることにしました。 民家の入口の道路脇に埋もれた石に花筒に花が活けられたいたので、農作業の方に聞いてみると「お地蔵様で一丁地蔵で、この下の石野宮神社の近くと、この上にもある。」とのことでした。 一崎から玉造への市道を上がって行くと、道路脇の茂みの中に一丁地蔵があり、峠の手前から西へ向かう谷へ入っていきます。谷へ入って3分ほど行ったところの径の脇にも一丁地蔵と思われるものがあり、その先で巡視路と分かれて笹薮の中に踏み跡がありました。多分、この踏み跡は西忌部町一崎から玉造への旧道ではないかと思われます。 巡視路は急斜面の階段を上がり、右へ分岐したところに鉄塔No.27がありました。鉄塔のある尾根を越えると玉湯町玉造となり、巡視路は谷へ下り、小さな川を渡って行きます。川を渡ると、コンクリート舗装された広い作業道に出会い、分岐を上に上がって行くと、8分ほど上がると作業道が終わりました。途中で右へ入る径があったので、その径が巡視路と思われ、引き返しました。 右へ林内へ入ると、すぐに鉄塔N0.28がありました。鉄塔の手前から竹藪に向かって径が伸びており、斜面をトラバースする平坦な径が続きました。13分ほど平坦な径を進むと、案内標識から急な斜面を上がって行きます。3分ほど上がると、玉造から西忌部町堂廻へ向かう旧道と交差し、その向いの急斜面に巡視路は続いています。急斜面を上がると1分ほどで鉄塔N0.29に到着し、その先に巡視路は続いていますが、今回はここまでとしました。 |
西忌部町一崎 14:55 民家前の道路斜面の一丁地蔵 | 14:56 向かいの林内に尾根道があった。 | 田んぼの斜面に一丁地蔵があった。 |
西忌部町 15:04 道路脇の茂みに一丁地蔵がある。 | 15:08 峠の手前を谷へ入り、鉄塔No.27へ向かう。 | 15:10 舗装道路が終わる。 |
西忌部町 15:11 一丁地蔵がある。 | 15:14 巡視路の標識がある。 | 15:15 笹の中に踏み跡がある。 |
西忌部町 15:16 急斜面の階段を上がる。 | 15:18 斜面を上がると鉄塔が見える。 | 15:19 巡視路が分岐し、右へ行く。 |
西忌部町 15:20 鉄塔No.27 | 玉湯町玉造 15:22 分岐へ帰り、直進する。 | 15:24 竹が倒れているところがある。 |
玉湯町玉造 15:25 | 15:26 細い川を渡る。 | 広い舗装された作業道に出会う。 |
玉湯町玉造 15:31 作業道が分岐し、左へ上がる。 | 15:35 | 15:50 終点から引き返し、林内へ入る。 |
玉湯町玉造 15:51 | 鉄塔No.28 | 15:53 鉄塔手前から竹藪へ径がある。 |
玉湯町玉造 15:54 | 15:56 | 15:58 |
玉湯町玉造 15:59 広い径がある。 | 16:00 巡視路の標識があり、鉄塔No.29へ向かう。 | 16:01 |
玉湯町玉造 16:04 | 16:06 標識から左折し、斜面を上る。 | 倒れた竹がある。 |
玉湯町玉造 16:09 忌部への旧道と交差し、向いの斜面を上る。 | 急な斜面を上る。 | 16:10 斜面を上がると平坦な径がある。 |
玉湯町玉造 16:11 鉄塔No.29へ着いた。 | 16:12 鉄塔の先に巡視路が伸びる。 |