多年草 南アメリカ原産。明治時代から栽培されはじめたといわれる。現在では関東地方以西に野生化している。茎は叢生して高さ20〜60cmになる。葉は互生し、長さ3〜5cm、幅1〜2cmの披針形〜卵状披針形で、ふちは波打ち、波状の浅い鋸歯がある。上部の葉腋に直径約1cmの淡紅色の花をつける。花弁はまるく、紅色の脈が目立つ。柱頭は4裂して平開し、花と比べて大きいのでよく目立つ。雄しべは8個で葯は白色。さく果は上の方が太く8稜が目立ち、断面は八角形。熟すと先端から4裂する。別名 アカバナユウゲショウ。花期は5〜9月。(野に咲く花) 学名は、Oenothera rosea アカバナ科マツヨイグサ属 |
▼2015年6月10日 玉湯 | ▼柱頭は4裂し、雄しべは8個ある。 | ▼花の下に子房がある。 |
▼花は直径約1.6cm、萼筒は長さ約7mm。 | ▼萼裂片4個は頂部が合着している。 | |
▼頂部が合着し袋状になっている萼。 | ▼蕾。 | |
▼2022年5月21日 東出雲 | ||
▼2013年5月22日 西川津 | ||
▼花の下に子房(果実)がある。 | ▼花は直径約2cm。 | ▼若い果実。 |
▼果実と果柄の長さ約3.5cm。 | ||
2012年7月15日 美保関 | 花の下に萼がある。 | 花・萼の下に子房がある。 |
蕾 | 若い果実。 | 果実。高い稜と低い稜が交互に合計8稜ある。 |
果実は長さ約2cm。 | 果実の縦断面。 | 果実の横断面。 |
波形の鋸歯がある。 | ||
茎には毛が密生する。 | ||
2012年5月26日 下佐陀 | ||
若い果実。 | 果実は柄を含めて長さ約3.5cm。 | |
中央に軸があり、その周りに種子が並ぶ。 | ||
2010年5月30日 枕木山 | ||
果実 | ||
2007年6月2日 田和山 | ||
2007年5月27日 田和山 | ||
果実 | 蕾 | |
2015年8月19日 果実 東出雲 | 1度4裂し開いたものが閉じている。 | |
果実を濡らすと4裂した裂片が開く。 | 直径約1cmに開いた。 | 果実の縦断面、果実は長さ約12mm。 |
種子は長さ0.6〜0.8mm。 | ||