越年草 北海道〜九州の山野の日当たりのよいところに生える。全体に無毛で、よく分枝して高さ0.3〜1.2mになる。茎は赤紫色を帯びるものが多い。根生葉は長い柄のあるさじ形でかたまってつき、花期には枯れてない。茎葉は互生し、長さ5〜10cm、幅2〜5cmの長楕円形または倒卵形で、ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きくはりだして茎を抱く。裏面はやや白っぽい。枝先や上部の葉腋に直径約1.5cmの黄色の頭花を数個ずつつける。総苞は黒っぽい緑色で長さ7〜9mmの円筒形。花のあと下部は膨れて硬くなり、下向きになる。そう果は黒褐色で長さ2.5〜3.5mm。冠毛は純白色。 花期は8〜11月。(野に咲く花) 学名は、Crepidiastrum denticulatum キク科アゼトウナ属 葉が羽状に深裂する品種をハナヤクシソウ(Youngia denticulata f. pinnatipartita)と呼ぶ。 |
▼2013年10月17日 美保関 | ▼頭花は舌状花だけ。 | |
▼頭花は直径約1.5cm。 | ▼舌状花が11個ある。 | |
▼舌状花は長さ約1cm。 | ▼冠毛は長さ約3.5mm。 | |
▼総苞は長さ約7mm。 | ▼蕾。 | |
▼葉は葉柄を含めて長さ約7cm。 | ▼葉柄の基部は張り出し茎を抱く。 | |
▼2011年10月26日 宍道 | ||
▼2010年10月23日 枕木山 | ||
▼基部は張りだし茎を抱く。 | ||
▼2005年11月12日 東忌部 | ||
▼2007年6月10日 島根 | ||
▼2013年1月12日 果実 玉湯 | ▼総苞が黒くなる。 | |
▼冠毛は長さ約4mm。 | ||
▼果実は長さ約3mm、稜がある。 | ||
▼稜上には上向きの刺状の短毛が密生する。 | ▼冠毛には上向きの刺がある。 | |
▼2011年11月16日 果実 東生馬 | ||
▼2004年11月20日 果実 美保関千酌 | ||
▼2012年5月22日 八雲 | ||
▼葉柄の基部は耳状に張り出す。 | ||
▼葉柄の基部は耳状に張り出し、茎を抱く。 | ||