多年草 北海道〜九州の林のふち、竹やぶなどの日陰に生える。高さ30〜70cm。葉は長さ7〜30cmの2回3出羽状複葉で、薄くて柔らかく、裏面は白っぽい。小葉は卵形で、ふちには粗い鋸歯がある。枝先から複散形花序をだし、白色の小さな花をまばらにつける。花柄は細長く、少総苞片はそり返る。花には両性花と花柱が退化した雄花とがある。果実は長さ約2cmのこん棒状で、上部はふくれ、基部は細くなる。隆起線には上向きの刺毛がある。花期は4〜5月。(野に咲く花) 学名は、Osmorhiza aristata セリ科ヤブニンジン属 |
▼2012年5月5日 大花序 玉湯 | ▼小花序の外側に5個の両性花がある。 | ▼両性花には2個の花柱と5個の雄しべ。 |
▼小花序の中心部は雄花(8個ある)。 | ▼小花序の周囲に果実が6個(両性花)ある。 | ▼果実の先に花柱が残る。 |
▼果実 長さ約1.5mm、上向きの毛がある。 | ▼少総苞片はそり返る。 | ▼花序は2回複散形花序。 |
▼葉の裏面に毛が多い。 | ||
▼茎や花柄に長い軟毛が多い。 | ||
▼2008年5月6日 鹿島 | ▼果実 | |
▼2007年3月31日 花弁は内側に曲がる。 城山公園 | ||
▼花序枝に長毛がある。 | ▼茎には短毛がある。 | |
▼葉柄、裏面脈上に毛が多い。 | ||
▼2013年4月22日 果実 鹿島 | ||
▼雄花。 | ▼内側(左)は雄花、外側(右端)は両性花。 | ▼内側は雄花(5個)、外側は両性花(4個)。 |
▼外側の両性花のみが結実する。 | ▼若い果実は長さ約1.2cm。 | ▼先端に花柱が残り、稜上に伏毛がある。 |
▼花弁は内側に曲がる。 | ▼花は直径約2.5mm。 | |
▼2014年6月15日 果実 玉湯 | ||
▼果実は長さ約2cm。 | ▼果実は2個の分果からなる。 | |
▼分果には上向きの毛がある。 | ||
▼2014年5月25日 若い果実 西忌部 | ||
▼果実は長さ約2.5cm。 | ▼上向きの毛がある。 | |
▼果実の先端に花柱が残る。 | ▼茎には毛が密生する。 | |
▼2004年4月30日 果実はこん棒状。 城山公園 | ||