落葉低木 北海道南部〜九州の山野に生える。高さ1.5〜2m。若枝は赤褐色。若枝、葉、葉柄、花序、花弁の外側や萼に星状毛が密生する。葉は対生し、長さ5〜12cmの卵状長楕円形〜卵状披針形で先はとがり、浅い鋸歯。円錐花序を多数だし、白い花が密に垂れ下がって咲く。花弁は5個。花糸には狭い翼がある。花期は5月末〜7月。 冬芽は、8〜10枚の芽鱗に包まれた先の尖った卵形で対生。普通、仮頂芽は2個。葉痕は三角形。 花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。 ウツギ、マルバウツギの葉裏は星状毛があり、ヒメウツギは無毛。マルバウツギの花序のすぐ下の葉は無柄で茎を抱く。 学名は、Deutzia crenata アジサイ科ウツギ属 |
▼2006年5月28日 佐草 | |
▼2004年5月15日 八雲村畑 | |
▼2003年5月28日 八雲 | |
▼2004年10月30日 佐草 雄しべの翼の上端に一対の角があるようなのでヒメウツギの可能性も。 | |