越年生 地中海沿岸原産。和名ははじめ中国産品につけられ、わが国では1948年に神奈川県大磯で最初に報じられた。現在では全国に分布し、茎は直立または斜上して高さ約50cmになる。葉は5〜7浅裂し、縁には多数の鈍鋸歯を持ち、長い葉柄で互生する。白〜淡紫色の小さな5弁花を葉腋に数個つける。果実は扁平、直径5〜7mm、ほぼ10個の分果に分かれ、分果の背面は蜂の巣状を呈する。 花期は春〜夏。(日本帰化植物写真図鑑) 葉の基部は浅い心形かやや切形。 学名は、Malva parviflora アオイ科ゼニアオイ属 よく似たナガエアオイ(Malva pusilla)は花が直径10〜12mm、花柄が2〜5cm。分果は12〜15個。 参考サイト Flora of China(ナガエアオイ Pedicel 2〜5cm、mericarps 12〜15) Flora of North America(ウサギアオイ Pedicels 0.2–0.4 cm、mericarps 10 or 11) ) |
▼2013年6月16日 東出雲 | ▼花は直径約6mm、花弁に筋は入らない。 | |
▼花柄は長さ約2mm。 | ||
▼果実は直径約7mm。 | ▼10個の分果からなる。 | ▼果実の表面に網目状の凹みがある。 |
▼果実の表面に短毛がある。 | ▼分果は長さ約3mm。 | |
▼果実の側面に放射状のひだがある。 | ||
▼果柄は長さ約4mm。 | ▼葉は約2×2.7cm。 | |
▼表面は無毛、葉柄に毛が密生する。 | ▼裏面には短毛と星状毛がある。 | |
▼下部の葉は大きい。約3×4cm | ▼茎は地面を這い、立ち上がるものもある。 | |
▼2018年6月7日 東出雲 | ▼花弁に筋は入らない。 | |
▼花は直径約6mm。 | ▼花柄は短く葉腋に固まってつく。 | |
▼果柄は長くなっている。 | ||
▼果実は直径約7mm。 | ▼10個の分果からなっている。 | |
▼10個の分果。 | ▼分果は長さ約2.5mm。 | |
▼分果の側面は放射状模様がある。 | ▼分果には1個の種子がある。 | ▼種子は長さ約1.8mm。 |
▼分果は白く薄い仮種皮に包まれている。 | ▼仮種皮を一部除いた。 | |
▼上部の葉と下部の葉。 | ||
▼短毛が密生する。 | ||
▼葉柄には毛が多い。 | ▼茎はまばらに短毛がある。 | |
▼茎は枝分かれが多く、高さ約1m。 | ||
▼2010年5月22日 玉湯 | ▼花は葉腋に数個ずつつく。 | |
▼果実は直径約7mm、10個の分果からなる。 | ||
▼葉身は幅8cm、長さ6cm位ある。 | ▼下部ほど葉柄が長い。 | |
▼2020年5月23日 西川津 | ▼花期が過ぎ、花が小さい。 | |
▼2019年5月29日 果実 西川津 | ||
▼果実は直径約6mm、10分果がある。 | ▼分果の側面。 | ▼分果の背面。 |
▼分果に1個の種子がある。 | ▼葉は幅3〜4cm。 | |