ウラシマソウ(浦島草)

多年草
北海道南部〜九州の山野の木陰に生える。地中の球茎は多数の子球をつくり、盛んに栄養繁殖をするので、かたまって生えることが多い。葉はふつう1個根生し、11〜17個の小葉からなる鳥足状複葉。葉柄は高さ40〜50cmで、太くて茎のようにみえる。葉柄の基部から花茎をだし、葉の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序に花をつける。雌雄異株。若い株は雄花、肥大した球茎をもつ大きな株になると雌花をつける。花序の先の付属体は紫黒色で、長さ60cmもある。花期は3〜5月。(野に咲く花)
 テンナンショウ属では個体の栄養状態によって花序の性が決まることが知られており、小型株では雄花序をつけ、同一株が大型になると雌性または両性の花序をつけるようになる。(日本の野生植物)
学名は、Arisaema thunbergii subsp. urashima
サトイモ科テンナンショウ属
似たものにナンゴクウラシマソウがあり、付属体の基部が白く太く小じわが密生し、中国地方や四国、九州に分布。



▼2004年4月11日 殿

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウ

▼2006年4月30日 玉湯▼付属体の基部はしわがなく平滑。▼付属体が長く上へ伸びて垂れる。

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウ




▼2004年4月6日 葉は一枚の鳥足状複葉 殿

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウ

▼2005年5月15日 果実 殿▼付属体の基部はしわはなく平滑。

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウ

▼花序は葉柄の基部から直立する。

ウラシマソウ

ウラシマソウ

▼2019年5月15日 花後 殿▼果実ができている。

ウラシマソウ花後

ウラシマソウ花後

ウラシマソウ果実が

ウラシマソウ

ウラシマソウ葉

ウラシマソウ葉

ウラシマソウ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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