ウマノスズクサ(馬の鈴草)

つる性多年草
関東以西〜九州に点在する。無毛。長さ2〜3mほどになる。全草粉白をおび、新芽は暗紫色。葉はやや厚い紙質、三角状狭卵形、長さ3〜9cm、幅2〜5cm、鈍頭で、基部は心形で両側が円い耳状をなし、柄は長さ1〜2cm。花は葉腋に1個まれに2個つき、花柄は長さ2〜4cm、花筒は黄緑色、長さ3〜4cm、細くやや上方へ湾曲し、室部は球形にふくらみ、舷部の上部は拡大して舌状で狭三角形をなし、末端は鈍い鋭尖頭、両縁は少し反り返る。花筒内壁には毛があり、のちに脱落する。舷部内面は紫褐色で、短毛が密生する。さく果は球形から楕円形で、長さ2〜6cm、基部から6裂する。国内での結実はまれである。種子は扁平で卵状三角形、長さ4〜5mm、膜状の翼がある。花期は6〜8月。(日本の野生植物)
学名は、Aristolochia debilis
ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属
似た花にマルバウマノスズクサがある。



▼2013年8月13日 嫁島

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

▼2013年6月27日 嫁島

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

▼花は長さ約4cm。▼花の縦断面。

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

ウマノスズクサ花

▼萼筒の中の毛は奥へ向いている。▼萼筒の奥に花柱が6個並んでいる。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ花柱

ウマノスズクサ花柱

▼雄しべは花柱の裏側に隠れている。▼花柱の裏の雄しべの葯。▼裏側から見た雄しべの葯。

ウマノスズクサ雄しべ

ウマノスズクサ雄しべ

ウマノスズクサ雄しべ

▼葉は長さ約9cm。

ウマノスズクサ葉

ウマノスズクサ葉

ウマノスズクサ葉裏面

▼若い果実。▼蕾。

ウマノスズクサ果実

ウマノスズクサ果実

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼小さな株。

ウマノスズクサ




▼2017年8月21日 嫁島▼口部に毛が密生する。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼奥にも毛が密生する。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼2016年10月19日 花後 嫁島▼果実に成長したものは見当たらなかった。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼2014年9月14日 花後 嫁島▼果実に成長したものは見当たらなかった。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼2013年9月22日 花後 嫁島▼果実に成長したものは見当たらなかった。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

▼2018年10月24日 嫁島▼果実はなかった。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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