ウバユリ（姥百合）

多年草 関東地方以西〜九州の藪の中や山中の木陰に生える。根は茎の下部から多数でる。鱗茎は葉柄の下部がふくれたものである。若苗は根出葉だけであるが、年を経て鱗茎が太ると、大きな茎が伸び50〜100cmに達し、花をつける。もとの鱗茎はなくなって、根もとに新しい鱗茎ができる。茎は無毛、中空、その中部に5〜6葉が集まってつく。葉ははじめ縦にまいているが、広がると卵状心形で長柄があり、基部は太い。葉身は長さ15〜25cm、網状脈があり、両面無毛。総状花序に数花をつける。苞は挟披針形で落ちる。花は緑白色で長さ12〜17cm、横向きに咲き、花被片はやや不規則にならぶ。果実は楕円形、長さ4〜5cm、果柄は斜上する。種子は扁平で、広い膜があり、鈍三角形、長さ11〜13mm。（原色日本植物図鑑） 学名は、Cardiocrinum cordatum ユリ科ウバユリ属

▼2011年7月23日　鹿島		▼雄しべ６個は長さが違う。
▼雌しべに沿うように雄しべがつく。

▼2005年7月23日　島根
▼2004年7月19日　乃白		▼蕾
▼2006年8月5日　鹿島	▼2003年7月26日　忌部高原
▼2004年6月26日　蕾　西忌部
▼2013年3月7日　果実　西尾	▼果実は熟すと3裂し、種子を出す。	▼果皮裂片は格子状の繊維で繋がっている。
▼種子には全周に翼がある。長さ約1.2cm。
▼2012年11月22日　果実　鹿島	▼果実は熟すと3裂し、種子を出す。	▼果実は３裂し、各々に2個ずつ種子が並ぶ。
▼各部屋に多数の種子が積まれている。	▼種子は周囲に翼があり、長さ約1〜1.2cm。	▼中の種子は半円形。
▼2011年3月30日　果実　新庄	▼３裂し、各々に２個ずつ種子が並ぶ。
	▼種子の周囲には翼がある。
▼2010年12月1日　果実　東生馬
▼2003年8月3日　若い果実　城山公園
▼2015年8月1日　若い果実　鹿島	花被片が落下したあと。未熟な果実の先に長い花柱が残る。
▼長い雌しべの先の柱頭。
▼2010年4月10日　幼葉　玉湯
▼2011年4月29日　幼葉　島根
▼2006年4月23日　幼葉　西忌部
▼2007年3月10日　芽生え　島根

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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