多年草 北海道〜九州の海岸の乾燥した岩場に生育し、やや群生する。茎は高さ30〜60cm、短い根茎があり、越冬芽は茎の基部に着生し、卵形の堅い鱗片に包まれて地表にある。茎は直立・叢生し、細いが堅い。葉は長さ3〜8cm、幅3〜6mm、葉鞘とともに両面にまばらな長い毛を生じる。葉舌は短く縁に毛がある。花序は円錐状、長さ4〜8cm。小穂は披針形、暗紫色を帯び、2〜4小花からなり、芒とともに長さ10mm。第1苞穎は狭卵形、長さ1.5mm、第2苞穎は広披針形、3mm。果実は挟披針形、鈍頭、乳白色、長さ4mm。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Cleistogenes hackelii イネ科チョウセンガリヤス属 |
▼2011年9月24日 鹿島 | ▼小穂は暗紫色を帯びる。 | ▼小穂 |
▼小花 | ||
▼2011年9月10日 島根 | ▼小穂は暗紫色を帯びる。 | |
▼花序は長さ約5cm。 | ▼小穂は芒を含め長さ約9mm。 | |
▼4小花があり、苞穎は2mm、3mm。 | ▼護穎と内穎は同長。 | ▼小花、護穎の芒は約2mm。 |
▼護穎 | ▼葉は長さ5cm。 | ▼葉鞘口部に長毛がある。 |
▼茎は細いが堅い。 | ||
▼岩場に群生する。 | ||