多年草 北海道南西部〜九州の山地の草原や林縁に生える。葉身は卵形〜楕円形、長さ30〜40cm、ふつう緑色、ときに裏面が帯白色、裏面の脈は隆起して、凹凸でざらつく。花茎は高さ50〜100cm、葉より低いものから高いものまである。苞は花茎の伸びるときから開出するので、数個の苞を上から見ると星形に見える。個々の苞は長楕円形、平ら、開花時には花茎と直角になってしばしば白っぽくなる。花被は長さ4〜5cm、白色または淡紫色、ときに淡紅紫色をおび、透明線は広筒部(花筒上部)にある。果実は胞背裂開するさく果で、種子は扁平な楕円形で片側に翼がある。別名トウギボウシ。花期は6〜8月。(日本の野生植物) 学名は、Hosta sieboldiana キジカクシ科ギボウシ属 太平洋側に生えるものをオオバギボウシ、日本海側に生えるものをトウギボウシとする説もあるが、異なる分類群とはしないほうがよいとされる。 |
▼2012年7月24日 八雲 | ||
▼若い果実 | ||
▼2011年7月16日 大海崎 | ||
▼2009年7月12日 玉湯 | ||
▼2013年7月8日 蕾 島根 | ▼蕾のつけ根に長い苞がある。 | |
▼2015年12月20日 果実 島根 | ▼果皮が3裂して種子がでる。 | ▼果実は長さ約2cm。 |
▼種子の片側に翼がある。 | ▼種子は翼を含めて長さ約7mm。 | |
▼種子の拡大、長さ約3.5mm。 | ▼葉は既に枯れている。 | |
▼2012年9月24日 果実 八雲 | ||
▼果実は長さ約3cm。 | ▼横断面。果実には3室あがる。 | ▼種子は長さ約1cm。 |
▼種子の片側に翼がある。 | ||
▼2012年10月25日 果実 八雲 | ▼果実の縦断面。 | |
▼種子は長さ約8mm。 | ▼種子に翼がある。 | |
▼2011年8月10日 花後 宍道 | ▼若い果実。 | |
▼2004年8月12日 植栽?。上東川津 | ||
▼2007年6月10日 島根 | ||