タチスゲ(立菅)

多年草
本州(宮城県以南)〜九州の湿った草地に生える。根茎は短く密に叢生する。基部の鞘は淡褐色。葉は下面が粉白で、幅3〜6mm。有花茎は高さ30〜70cm。頂小穂は雄性、長さ1〜3cm、幅1〜1.5mm、ほとんど柄がない。側小穂は雌性、直立し、円柱状に密に果胞をつけ、長さ1〜4cm、幅3〜4mm。苞は葉身が長く、有鞘。果胞は広卵形で短い嘴があり、やや扁平で、口部は全縁、長さ約2.5mm、数個の隆起した太い脈があり、全面に細かい乳頭状突起を密布し、乾燥するとときに赤褐色に変色する。柱頭は3岐。果期は5〜6月。(日本のスゲ)
学名は、 Carex maculata
カヤツリグサ科スゲ属タチスゲ節



▼2015年6月10日 宍道

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序

▼苞は有鞘。

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ

▼雄小穂は長さ約3cm。▼雌小穂は長さ約3.5cm。

タチスゲ花序

タチスゲ雄小穂

タチスゲ雌小穂

▼雌鱗片は果胞より短い。▼柱頭は3岐する。

タチスゲ果胞

タチスゲ果胞

タチスゲ柱頭

▼雌鱗片は長さ約2.3mm、鈍頭。▼果胞は長さ約2.5mm、脈がある。

タチスゲ果胞鱗片

タチスゲ果胞鱗片

タチスゲ果胞

▼果胞には粒状突起が密生する。▼果実は果胞にゆるく包まれる。▼果実は長さ約1.7mm、頂部はねじれる。

タチスゲ果胞

タチスゲ果実

タチスゲ果実

▼葉は幅約6mm。▼表面は平滑。

タチスゲ葉

タチスゲ葉

タチスゲ葉裏面

▼葉の裏面には乳頭状突起が密生する。▼基部の鞘は淡褐色。

タチスゲ葉裏面

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序




▼2015年5月31日 八雲

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序

タチスゲ花序

▼雄小穂は長さ約2.5cm。▼雌小穂は長さ約3cm。

タチスゲ花序

タチスゲ雄小穂

タチスゲ雌小穂

▼果胞には隆起した太い脈がある。▼柱頭は3岐。

タチスゲ果胞

タチスゲ果胞

タチスゲ果胞

▼柱頭は3岐し、果胞は長さ約2.8mm。▼雌鱗片は果胞より短い。

タチスゲ果胞

タチスゲ雌鱗片

タチスゲ果胞

▼果胞には乳頭状突起が密生する。▼果実は果胞にゆるく包まれる。▼果実は長さ約1.7mm。

タチスゲ果胞

タチスゲ果実

タチスゲ果実

▼果実は3稜形で、頂部はねじれている。▼苞は有鞘。

タチスゲ果実

タチスゲ果実

タチスゲ

▼葉は幅約5mm。▼葉の裏面。▼葉の裏面は乳頭状突起が密生し白く見える。

タチスゲ葉

タチスゲ葉裏面

タチスゲ葉裏面

▼茎は長さ約50cm。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼2012年6月23日 東忌部▼雌小穂は長さ約2cm。▼雌鱗片は果胞より短い。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼果胞は乳頭状突起が密生する。▼果胞は長さ約2.3mm、隆起した脈がある。▼雌鱗片は長さ約1.9mm、芒はない。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼果実は長さ約1.5mm、頂部はねじれる。▼果胞は長さ約2mm。(標本)▼嘴は短く、口部は切形。(標本)

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼果胞の乳頭状突起。▼果実は長さ約1.5mm、頂部がねじれる。(標本)▼小穂まで高さ約50cm。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼長い葉状の苞がある。▼苞は鞘がある。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼小穂は直立し、垂れ下がらない。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼2012年6月18日 東忌部▼頂小穂は雄性、柄はほとんどない。▼小穂は直立し、垂れない。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼小穂まで高さ約35cm。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼小穂は長さ約2cm。▼果胞は扁平、雌鱗片は果胞より短い。▼果胞は長さ約2.1mm。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

▼雌鱗片の先は芒にならない。▼果実は3稜形。

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ

タチスゲ




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