多年草 中国南部から東南アジアの原産。江戸時代の嘉永年間に中国から渡来し、各地で栽培された。日陰で湿気の多い土地に野生化している。全体多肉質でみずみずしい。茎はしばしば赤味を帯び、よく分岐して直立し、高さは80cmほどになる。葉は偏心形でやや肉質の毛がまばらにあり、縁には鋸歯があって、長い柄で互生する。茎の頂に分岐した花序を出し、淡紅色の雌雄別の花を多数つける。花期は秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Begonia grandis シュウカイドウ科シュウカイドウ属 |
▼2015年10月3日 雌花 西長江 | ▼雌花の下部には翼を持つ子房がある。 | ▼雄花。内花被片2個(小)、外花被片2個(大) |
▼雄花の花被片の基部には何もない。 | ▼雌花は直径約3cm、花被片基部に三角錐状の子房がある。 | ▼雌しべの花柱は3個、柱頭は2岐する。 |
▼柱頭がらせん状になっている。 | ▼果実は3角状の翼が3個ある。 | |
▼果実は長さ約2.5cm。 | ▼3稜があり、翼がある。 | |
▼果実の横断面、3室あり微細な種子が入る。 | ▼種子は長さ0.4〜0.5mm。 | ▼表面に大きな網目模様がある。 |
▼葉腋に珠芽ができる。 | ▼珠芽は長さ約1cm。 | |
▼2011年9月28日 雄花 大海崎 | ▼雄花の下部に雌花が見える。 | |
▼雌花の基部の子房には3つの翼がある。 | ||
▼2010年10月2日 西長江 | ||
▼雌花 基部の子房には3つの翼がある。 | ||
▼葉腋にできたムカゴ。 | ||