スベリヒユ(滑覓)

1年草
日本全土の日当たりのよいところに多い。茎は赤紫色を帯び、地をはって広がる。葉は長さ1.5〜2.5cmのへら状で基部はくさび形。花は黄色で直径6〜8mm。日が当たると開き、暗くなると閉じる。花弁はふつう5個。萼片は2個。果実は熟すと横に裂け、上部が脱落する蓋果で、長さ約5mm。中には黒い種子が多数入っている。花期は7〜9月。(野に咲く花)
 茎は円柱形で平滑、帯褐紅色を呈し、長さ15〜30cm、散開して分枝し、下部は倒れ伏し、上部は斜上する。葉は互生し、長さ15〜25mmで、くさび形をおびた長楕円形。花は数個、枝の先に集まった数個の葉の中心につき、無柄。萼片は2個、緑色で、背部に稜がある。花弁は黄色、小型で、散りやすく、倒卵形で先はへこみ、萼の外にわずかに出る。雄しべは7〜12個、柱頭は5〜6裂する。種子はゆがんだ円形で、黒色、縁はざらつく。(日本の野生植物)
学名は、Portulaca oleracea
スベリヒユ科スベリヒユ属



▼2014年8月23日 西川津▼柱頭は5裂する。

スベリヒユ花

スベリヒユ花

スベリヒユ花

▼花は直径約9mm。

スベリヒユ花

スベリヒユ花

スベリヒユ花

▼果実の上部は2個の萼に包まれている。▼果実の上部がとれ種子がでる。

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

▼萼に包まれた果実は長さ約7mm。▼果実は熟すと横に割れる。▼上部は萼に包まれ、下部は萼筒が合着する。

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

▼種子が出たあとの果実殻。▼果実殻の下半部、種柄が残っている。▼長い種柄がある。

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

▼果実の上部は萼に包まれている。▼萼をとると果実の上半部がある。▼種子は長さ0.6〜0.7mm。

スベリヒユ果実

スベリヒユ果実

スベリヒユ種子

▼種子の表面には微細な突起が密生する。

スベリヒユ種子

スベリヒユ種子

スベリヒユ種子

▼葉は長さ1.4〜1.8cm。(左の2個は葉柄がとれている。)

スベリヒユ葉

スベリヒユ葉

スベリヒユ葉

スベリヒユ葉裏面

スベリヒユ

スベリヒユ茎

スベリヒユ

スベリヒユ

▼2014年9月2日 閉鎖花 八雲▼蕾状態で花粉が出ている。

スベリヒユ花

スベリヒユ花

スベリヒユ花

▼若い果実の縦断面。▼萼の中で果実が上に伸びている。▼種子に長い種柄がある。

スベリヒユ花

スベリヒユ

スベリヒユ




2008年10月4日 西川津雌しべの柱頭は5裂する。

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

2004年7月11日 乃白

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

2008年8月2日 八雲須谷

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ

スベリヒユ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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