多年草 本州〜九州の山林の縁や山道に生える。匍匐する長い地下茎をもつ。茎は高さ30〜150cm、上部で分枝する。葉は長楕円状披針形、長さ4.5〜15cm、幅2〜6cm、鋭尖頭、下から1/3あたりで急に狭くなり、あとはしだいに狭まって、無柄か、または短柄があり、縁に大きな鋸歯があり、3脈が目立つ。表面はほぼ無毛、またはまばらな短毛があり、やや薄い。頭花は径1.5〜2cm、柄は細い。総苞は筒状で長さ4mm、幅5〜6mm、総苞片は鈍頭で微毛がある。舌状花は白色、ときに淡紫色をおびる。そう果は狭倒卵形、扁平で長さ2.5mm。冠毛は長さ4mm。花期は8〜11月。(日本の野生植物) 学名は、Aster ageratoides var. ageratoides キク科シオン属 茎や葉の裏に短毛が多いものは、ケシロヨメナ(var. intermedius)として分けられ、本州中部〜九州に分布する。 葉が広卵形になるものを変種のタマバシロヨメナと分ける場合がある。 よく似たイナカギクは葉の両面や茎に長軟毛が多く、葉柄はほとんどなく、葉の基部がやや茎を抱く。 |
以下は茎や葉裏に短毛が多く、変種のケシロヨメナ(var. intermedius)と思われます。 | ||
▼2010年11月13日 大東 | ▼頭花は直径約2cm。 | |
▼舌状花の冠毛。 | ▼筒状花の冠毛。そう果に毛がある。 | |
▼葉の基部は茎を抱かない。 | ||
▼2010年10月23日 枕木山 | ▼直径1.5cm程度。 | |
▼2009年10月24日 八雲 | ▼頭花は直径約2cm。 | ▼総苞は筒状 |
▼舌状花の冠毛 | ▼筒状花の冠毛 | |
▼3行脈が目立つ。 | ||
▼短い葉柄があり、茎には短毛が密生する。 | ||
▼2006年10月9日 八雲 | ▼頭花は直径約2cm。 | |
▼2005年10月30日 鹿島 | ||
▼2017年11月13日 果実 玉湯 | ||
▼舌状花の果実と冠毛。 | ▼果実は長さ約1.5mm。 | |
▼果実には毛が密生する。 | ▼筒状花の果実と冠毛。冠毛は長さ約4mm。 | |
▼2005年10月23日 田和山 | ||
▼2003年10月26日 乃白 | ||
▼2003年9月23日 乃白 | ||
▼2003年11月23日 島根 | ||