常緑多年性シダ植物 根茎は太く這い、葉柄はわら色〜緑色、下部で黒褐色、基部鱗片は披針形、黒褐色で全縁。葉身は広三角状卵形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色。小羽片は羽状に中裂、基部は切形で柄があり、裂片の先端は鈍頭で鋸歯、側脈は単条〜2叉する。ソーラスは線形で中肋と辺縁の中間につき、包膜は全縁〜鋸歯縁。 学名は、Diplazium hachijoense イワデンダ科ノコギリシダ属 似たものに シロヤマシダの形態変異の極端型とされるタンゴワラビがあるが、区別は難しい。 [最下羽片の柄の長さ] シロヤマシダの最下羽片の柄は、最下羽片の下側小羽片の間隔と同長か、それより短い。タンゴワラビの分かりやすい型では、その柄は二倍長かそれ以上ある。・・・光田重幸 |
▼2009年8月8日 鹿島 | ||
▼小脈は2叉する。 | ||
▼2009年3月8日 鹿島 | ▼下部羽片の柄が長い。 | |
▼小羽片には柄がある。 | ||
▼側脈は単条〜2叉に分岐する。 | ||